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魔導奏者サグル  作者: 兵郎桜花
フェーズ3 吸血鬼ゼロワンあらわる

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四十二話 闘華、両親と再開す


だが闘華は聖麗に目をやって口を開かない。開いた時には探とヴェレインに期待された言葉は出なかった。


「まずはあいつの治療が先だ。わたしは携帯がない、救急車を呼んでくれ」


「構わないよ」





聖麗は病院に運ばれると両親が現れた。


「聖麗!」


「吸血鬼にやられたって聞いたけど大丈夫なの?」


二人とも心配そうに声をかける。


「お父さん、お母さん………。大丈夫、友達とお姉ちゃんが助けてくれたからそんなにひどくないよ」


聖麗が痛みの辛さをこらえながら答える。


「お姉ちゃん?」


言われて両親が闘華の存在に気づく。


「お父様、娘さんは責任をもって治療します」


医師が言う。


「お願いします」


父親が彼に頭を下げる聖麗が手術室に運ばれる。


父親は再び闘華を見つめる。


「闘華、なのか………」


「本当に、闘華なのね……」


両親は信じられないという声で言う。


「ごめん、父さん、母さん………」


闘華は数年ぶりの再開にどう返したら分からず謝罪しかできない。


「闘華……」


両親は優しく彼女を抱きしめた。


「よくぞ、よくぞ戻ってきてくれた。本当に………嬉しいよ」


「こんなに大きくなっちゃって………」


二人は感極まった。母親にいたっては涙まで流している。


「心配かけた。本当にごめん………」


闘華が再び二人に謝罪する。


「いいんだよ、お前が無事なら」


そんな闘華の気持ちを父親は優しく受け止めた。


「別に、心配なんてしてなかったんだからね」


母親はなぜか年甲斐もなくツンデレのような態度をとった。

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