十八話 オレンジの格闘少女乱入す
「お前を、倒す!」
健四郎はオレンジの魔法少女に銃を発射する。彼女は回避し健四郎に接近する。
「くっ」
健四郎は顔を歪ませ攻撃を剣に切り替えた。剣はオレンジの魔法少女にヒットし、これを機に連続で当てていく。
彼女はダメージで怯み、後退する。
彼女は痛みに顔を歪ませるのではなく笑みを浮かべた。
「面白い。お前、強いな」
「貴様、なにが面白い」
健四郎は彼女を睨む。
「面白いさ。戦いこそがっ!わたしの快楽!わたしのおっ!生きがいだー!」
彼女は拳を握り叫ぶと健四郎に拳を突き出した。拳は魔力を帯び、一直線に健四郎に飛ぶ。
「ぐああああ!」
健四郎は拳の一撃を受けて勢いよく吹っ飛んだ。
「な、なんだあいつ…………魔導システムの商人が一撃であんなに?!」
探は彼女の攻撃力に驚く。
「ふん、わたしの力をみくびってもらっては困るな」
健四郎は立ち上がり腕に炎を纏わせる。
「はあー………………フェニックスシュート!」
気合い一閃、不死鳥の弾丸を飛ばした。不死鳥はピィー!という鳴き声と共に彼女を襲った。
ズドーン!攻撃は直撃し、派手な音と煙を立てる。煙の中から衣装や肌がところどころ焦げた姿で現れる。
その体勢は足を広げ、上半身を倒している。ゆっくりと顔が上がる。
健四郎と探は驚愕した。二人が見た彼女の顔はまだ笑みを浮かべていたのである。健四郎が先ほど放った攻撃は確かに彼女にかなりのダメージを与えた。だがそれでも彼女は笑っているのである。そのありえない顔に二人は恐怖さえ感じていた。
「お前は………強い。名前は?」
彼女が健四郎に聞く。
「百舌鳥健四郎」
健四郎が答える。
「そうか。わたしは………ゼロ、ゼロでいい」
彼女が名乗ると探はゼロ?と口にした。ゼロとは数字の0ということだろうかと疑問を浮かべる。
「あいつ、何者なんだ………」
探は謎の魔法少女に思わず首を傾げる。
「ゼロ、コードネーム00。まさかな………」
健四郎にはその名前に心当たりがあった。
「知ってるの?」
探が聞く。
「君には関係のない話だ。今日はもう帰るよ、彼女のことを報告するのが先だ」
そう言って健四郎は立ち去った。
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