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百話 索対真司
バキュンバキュン!魔弾が索を狙った。
「なにっ」
索はバックステップで魔弾を回避する。どこからの攻撃か、索は魔力を探った。
探はすぐに見知った魔力だと気づいた。
「お前の偽物がいたから狙ったが合っていたか?」
魔弾の主、真司が探に聞く。
「偽物じゃない、俺の、兄さんだ」
探が苦しそうな顔で答える。
「兄、だと?なぜ兄に命を狙われてる」
真司は状況が掴めない。
「魔法使いを倒して自分より目立ってるから気に入らないらしい」
「ふん、くだらん、そんな理由か。そんな理由で殺し合いか、くだらんな」
真司が吐き捨てた。
「くだらんとは酷いな、俺も結構マジメなんだぜ?」
索が心外だと返す。
「一緒だ。自己顕示欲のみで他人を、兄弟で殺し合うなど血迷っている」
真司は索の心外を斬って捨てる。索の考えなど真司には到底理解できなかった、吐きそうになるくらいの拒絶感だ。
「なら、これ以上の話し合いは無駄みたいだな」
索が銃を構える。




