表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

二夜・オタクと女幽霊


オタクの俺が数人のオタク仲間と、肝試しに行った時の話だ。


場所はいかにも出そうなふいんき(何故か漢字に変換出来ない)の墓地なんだが、先程も言った通りオタク仲間達との肝試しだった為、女子が居ない。


なので女子が恐怖で腕にしがみ付いてくるなんてイベントも無く、結局皆すぐに飽きて帰る事になった。


まあ折角集まったのに、そのまま解散するのもなんだったので、全員で俺ん(で夜通しゲーム大会する事にした。


狭い俺の部屋で大勢の男達が詰め寄り、ゲームを楽しんでいた時だ。


ふいに電気がチカチカと点滅し、その後電気とテレビが消えた。


突然の事で静まり返る俺達。そんな部屋の中央辺りに、人影がぼんやりと浮かび上がる。


それは白いワンピース姿の若い女性だった。


恐らく俺達が行った墓地から憑いて来たのだろう。


黙ったままその女幽霊を見つめる俺達。


その時俺達の中の誰かが、ボソリと呟いた。


「…お、おっぱい…。」


その一言は隣に伝播し、またその隣に。


「おっぱい…。」

「おっぱい…。」

「おっぱい…。」


それからだ。俺を含む全員が『おっぱい』を連呼し、その内熱を帯びたのだろう。


気付けば俺達は女幽霊を中心に、大声でひたすら『おっぱい』と叫んでいた。


「おっぱい!」「おっぱい!」「おっぱい!」「おっぱい!」「おっぱい!」「おっぱい!」


そんな俺達の様子に耐え切れなくなったのだろう、女幽霊はスゥッ…と俺達から姿を消してしまった。


幽霊が消えた事で、再び静まり返る俺達。


だがその沈黙は長く続かなかった。


「霊が消えたって事は、俺達が追い払ったのか?」

「そうだ、俺達が撃退させたんだ!」


こうしてまた盛り上がる仲間達。そりゃそうだ、お経や般若心経ではなく熱いおっぱいコールで霊を撃退させたのだ。


俺達が先程までしていたゲームも、彷徨う少女の霊達を和尚がエロで成仏させると言う、どうしようもない内容だったのも要因になったのだろう。


そんな盛り上がる中、俺の隣に居た一人が


「それにしてもさっきの幽霊、なんか可愛かったなぁ。特に消える瞬間のあの俺達を見る蔑んだ様な目……。(たまらんかったぁ…。」


と、満足気に呟いていた。


え、何それ?俺も見たかったな。


〔完〕



*おっぱ……、女性の霊関連に短い話を追加で。


『金縛り』


俺が勤めている会社に独身寮があって、俺はその寮に住んでるのね。


で、ある夜から毎晩金縛りに遭う様になって、部屋の出入り口に女性が立ってるの。


最初はビビったけど距離あったし、その二日間位で慣れたんだ。


でも三日位で気付いたのね。その霊、一日毎に俺に少しずつ近付いてきてる。


それに気付いてから、また恐怖がぶり返してきた。


取り敢えず先輩に相談してみたけど、信じてもらえず「疲れてるんだろ。」だってよ。


疲れてるじゃなくて、憑かれてる方が正解かも知れない。


で、結局何の対策も思い浮かばないまま数日過ぎて、その霊とうとう寝てる俺のベッドの隣に辿り着いちゃったのよ。


それで俺の顔をジーっと覗き込んでる。


こっちは金縛りで動けないは、目は閉じれないはでガクブルだった。


そんな中で気付いたのよ俺。コイツ、胸がデカいって。


そしたらさっきまでの恐怖なんて忘れて、何とかその巨乳を触りたいってなったのね。


金縛りで動けない中、俺は頑張って右腕だけでも動かせないか努力したよ。その努力の甲斐があってか、少しずつ動かせる様になったんだ。


それで後少しでって所で、霊もその事に気付いたんだろうな。「あ、や…やだ…。」って一言残して消えちゃったんだわ。


そんなに俺に触られるのが嫌だったのかって、残された俺結構傷付いたよ…。


それからその後、金縛りも霊が出る事も無くなったね。


〔完〕












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ