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地元の友達と大学高校の友達でやってる恋愛のしんどさのベクトルが違う
「ねぇ、結局付き合うことにした!」
「誰と。」
「レイ君よ~。」
あぁ。例のレイ君か。ホスト。
「よかったな。」
「ほんとに思ってる?」思っていないことはこいつにもわかっているはずだ。
「大丈夫なのか?」
「大丈夫よ、お店に来てとか言われたことないし、彼わたしのこと大好きなんだから。」
「これが恋愛感情なのかと聞かれると微妙なところなんだけどねぇ…。あ、ナンバー2なのよ!彼。」
「そうかい。」
「…なによ。」
「おれがお前のことを幸せにしてやれたら、よかったんだけどな。」
「…余計なお世話よ。」画面が暗くなる。
それから僕はシャワーを浴びて歯を磨き、眠りについた。