ウソついてすみません! 今日終わるって言ったのに、明日も続きます! すまんこってす!!
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幻邏さんにいただきましたああああああ!! 童話「月とドラゴン、だけじゃないよ♪♪」の挿し絵だあああああああ! みんないるうううううう!! なんて可愛いの! なんて素敵なの!
幻邏さん、ありがとうございます!! あんまり嬉しいので、エッセイにも貼ります!! どうにかして部屋にも飾ります! めっちゃ嬉しいです!!
ではでは昨日の続きでございます……。
仏のように寛大な心を持った彼氏さん(僧侶)から、お誕生日のお祝いに「京都伊勢丹デパートで暴れ買い」のお許しが出ました……。どういうこと?
彼氏:マチちゃんの好きな物をプレゼントします♪
ソウ:……ご予算は?
彼氏:値段は気にしなくていいですよ。欲しい物を買ってください。
ソウ:ここ、伊勢丹デパートですけど?
彼氏:?? そうですね。
ソウ:伊勢丹デパートで好きな物って、いくらまで? とんでもなく高価なモノもあるが?
彼氏:マチちゃんが欲しいなら、いいですよ♪
ソウ:とりあえず最上階まで行って、見ながら降りてきていい?
彼氏:いいですよ♪
最上階(たしか7階だったと思います)まで上がったら、屋上へ出たくなった。彼と一緒に階段を登って屋上庭園へ上がります。屋上の壁はガラス張りになっていて、京都の街が一望できる。
ソウ:高い! 高い! 高い! こわい! こわい! こわい!
彼氏:あはははは! ご自分で行きたいって言ったのに、こわいんですか?ww
ソウ:こわくなんかないわ! 平気やし! ぜんぜんこわくないし!
彼氏:あちらに空中通路がありますよ。 行ってみましょうか?
ソウ:行きたい! 通ってみたい!
高い高い高い場所に、透明な通路がありました。床は透明じゃないものの、まるで自分が高い空中に浮いてるみたい! いま地震が来たら、どうなるんだ!?
ソウ:ムリ! ムリ! ムリ! ムリ! ムリ!
悲鳴をあげながらダッシュで駆け抜ける!
彼氏:あはははは! 途中で立ち止まって風景を楽しんだらどうですか?ww
ソウ:ムリ! ムリ! ムリ! ムリ! ムリ!
めっちゃ怖かった!(涙)。二度と行かない!!(涙)
気を取り直して伊勢丹デパートへ戻ります。最上階はレストラン街。有名店がズラリと並んでいます。そしてそんなに高くない。美味しそうな御膳セットでも3千円くらい。1500円くらいのランチセットなんかも、たくさんある。
ソウ:オムライス食べたい……。
彼氏:いまはダメですよ! バイキングが食べられなくなります!
ソウ:おそばは? ツルツルだから、すぐおなかペコペコになると思う……。
彼氏:いけません!
下の階はラーメン街です。全国の有名ラーメン店がたくさん! あっちこっちから目まいがするほどイイニオイが流れてきます。一度も食べたことのない美味しそうなラーメンがたくさんある! そしてどのお店も行列用のロープ(いま調べてみたらロープパーテーションと呼ぶそうです)が置かれている……。行列するのが当たり前なんだ。でもいまは誰も並んでないし、お店もガラガラ……。
ソウ:ラーメンくらいなら……。
彼氏:いけません! ガマンしましょう!
おなかをグウグウ言わせながら1階ずつ下りてゆきます。どのフロアも素敵な香りがするし、見たこともないお品がたくさん! どれも一流品でぜんぶ欲しい! フワフワのスリッパ、キラキラしたワンピース、丸っこくてかわいい急須、イイニオイのバスソルト、ぜんぶ欲しい!
ウキウキしながらお店をまわってアレコレ見ます。楽しい~! 綺麗だったり可愛かったり素敵だったり、眼や心の栄養がグングン入ってくる感じ☆ まさに眼福☆
キャアキャア言いながら下りてきて、とうとう地下2階まで来てしまいました。一番下のフロアなので、ここでおしまいです。
彼氏:欲しい物はありましたか?
ソウ:あった!
彼氏:決めました?
ソウ:決めた!!
彼氏:何が欲しいですか?
ソウ:今から買う!
わたしは近くにあった買い物カゴを手に取ると、食料品売り場へ突撃しました!
彼氏:えっ!? マチちゃん、何が欲しいのですか!?
ソウ:食べ物っっっ!!
彼氏:なんで!? デパートなのに!?
ソウ:素敵なお洋服もバッグもアクセサリーもいらない! わたしは食べ物が欲しい!!
ビンボーここに極まれり! 千載一遇のチャンスなのに欲しいのは「食べ物」!! 食べてお腹が膨れるものが欲しい!! 衣食住足りて礼節を知る! わたしは食べ物が欲しいんだああああ!!
しかも珍しい食べ物とか調味料じゃありません。普段食べる青菜とか人参とか玉ねぎとかばっかり。ww せっかくのデパートなのに、めっちゃフツーのお買い物です。だって珍味とか興味ないもん! 時間的にセールが始まったらしく、値引きシールの付いたお野菜がある! 買うぜ! わたしは安売りの野菜を買うぜ!! ウハウハしながら買ったのは、人参、タマネギ、小松菜、マッシュルーム、つるむらさき、ゴーヤなど。本当はふる里の味・カツオ菜が欲しかったけれど、さすがに売っていませんでした(カツオ菜は九州北部が主な産地です)。めっちゃフツー。wwwwww
ウッキウキでレジに並んでお会計は1,400円!
彼氏:マチちゃん……。これでいいんですか……?
ソウ:おう! 大満足だぜ! ありがとな!!
彼氏:せめてお菓子でも……。
ソウ:いらない! この頃おなかがプヨプヨするから、お菓子はいらない!
ウキウキ顔のわたしと、釈然としない彼氏さんで車へ荷物を起きにゆきます。まだ時間はあるし、どうしましょうか?
ソウ:タバコ吸いたい! ホテルに喫煙所があるはずだから、タバコ吸いたい!
彼氏:僕も駐車券のことを聞きたいので、フロントへ行きましょう。
彼がフロントへ行っている間に、喫煙所の場所を聞きます。ホテル外の地上か、ホテルの最上階。バカと煙は高い所が好きだから、わたしは最上級のバカだから最上階に行きたい!!
戻ってきた彼氏さんと一緒にエレベーターに乗ります。15階に着いてエレベーターを降りると……、
また空中通路がああああああ!! こわい! こわい! こわい! こわい! 通路にはベンチが置いてあって風景を楽しめる趣向なのですけれど、ムリ! ムリ! ムリ!
彼氏:あはははは! ちょっと座って眺めましょうよ!
ソウ:いまムリ! いま忙しい!(← べつに忙しくない)
空中通路を駆け抜けて建物に入る。絨毯の敷き詰められた豪華な廊下を歩いてゆくと……、
バアアアアアアン!! 目の前に京都タワーが!! すごい!! 絶景!! こんなの初めて見た!! きっと夜景もキレイだと思うの! バイキングの後に夜景を見にこよう!
最上階のレストランは準備中で、歩いている人は誰もいません。今ならお店の前にある高級レストランのメニューが見放題! 見るぜ! ジロジロ見るぜ!!
……中華料理が26,000円スタート、鉄板焼きが30,000円スタートでした……。もちろんお一人様です。当然お飲み物も別料金……。いったいどんな人が食べに来るんだろう?
やっと見つけた喫煙所では、ちょっと派手な服装の業界人みたいな男性二人が東京弁で話していました。
1 :だからさ、そこでお前がすっと引けば、オレが売り込めるだろ?
2 :あぁ、ズレてる前提で話を進めるんすか?
1 :そうだよ。そしたらオレの持ち味が出せるってわけ。
2 :ぜひとも在庫をはけさせたいんですよ! ぜんぶ売りたいんですよね!
なんや知らんが、何か売りたいらしい……。どうやらお接待で超高級レストランを使うらしい……。10万円超えるレストランでするお接待で売りたいものって、一体なんなんだ?? その食事、色々な意味で味がしなさそう……。二次会は祇園でお接待か?? 芸妓さんが出てくんのか??
外で待っていてくれた彼氏さんと合流します。廊下は広々として誰もいない。すみっこで暮らしたらバレないかな? ここで暮らそうかな?? 窓から見える京都タワーの美しさに感動しながら歩いていると、ラウンジ? サロン? の入り口が見えました。奥は見えないけれど、入口にまいたび? おとなび? (← 忘れた)のメンバー専用って書いてある。
彼氏:あれ? 僕、メンバーですよ。
ソウ:えええ!? じゃあこのサロン、使えるの!?
彼氏:わからないです。
ソウ:聞いてきて! そして同伴者もOKか聞いてちょうだい!
もしOKなら入ってみたい! 高級ホテルのサロンで一休みしたい! 中が見たい!! 取材がしたい!
彼氏:でもそろそろビュッフェが始まりますから、また今度にしましょう。
ソウ:ちぇっ!
ごめんなさい……。今日もバイキングに辿りつくことができませんでした……(涙)。また明日つづきを書きます……。すみません……。
(続く)