✦ Gallery_イラストまとめ
✦ 拙作恒例 イラストまとめコーナー ✦
※素人絵、本編ネタバレ、作者の誰得独り語りが含まれます
大丈夫な方のみお進みください。
✦表紙絵
改めて作るの面倒だったのでノベプラで使ったやつの再利用。
背景およびタイトルロゴはエクセル、右側のメニュー表はフォトショで作りました。柄も手遊びで作ったやつ使いまわしてるのでいろいろと省エネです。
しかしデザインも色遣いも絶妙にダサいな。いつものことか。笑
✦リオ
主人公。「黙ってりゃそれなりの顔面だしストイックな雰囲気で、新人ながら銃の成績も悪くないため署内の女性人気は低くはないのだが、本人はヒロイン以外に興味がないため誰とも何のフラグも立たない」というイメージです。
・レナード:ライオン
・シンクレア:聖クレア(アッシジのキアラ)※
ここは異世界なのでキリスト教はありませんが、似たような宗教があってクレアという名の聖女がいたんだな~と思ってください。私はそう思ってる。なおキアラさんは眼とテレビの守護聖人らしいので特に何もあやかってないのは明白です。適当でごめん。
ぶっちゃけ名前は最初につけてた造語の仮名と語感だけ似ていればよかったので、名前も「カタカナ2文字のLから始まる愛称をつけられる」以外の条件はなかった。
魔導書庫にちょっとずつ私物持ち込んだりしてじわじわ実質的な半同棲に移行しようとしてるあたりが巧妙で気持ち悪いと私の中で評判です。付き合う前にするこっちゃねえ。
両想いだったからギリギリストーカーにならないで済んだレベル。怖い。いや本人もさすがにジルに拒まれない自信があるからそうしてたんだと思いたいけど。
✦ジル
ヒロイン。「顔のつくりは整っているけど体質や傷痕のせいで着られる服装や出かけられる場所が限られており、結果的にオシャレそのものへのやる気が低い」というイメージなのでこの世界基準でも地味めで古臭い服装。リオは気にしてないけどたぶんお姉ちゃんからはツッコまれる。
・ジリアン:ヨーヴ(ローマ神話の最高神ユピテルの別名)の子、神の子
・クレヴァリー:英国オックスフォードの地名に由来。恐らく原義は「賢明」
なんか意味を並べ立てると仰々しいのですが、リオと同じく最初につけた仮名が「ジル」だったのでなるべくそのままジルが愛称になる女性名がいいな~と思っての設定。苗字は仮名と同じくKかCから始まるものがよかったので。
地名由来うんぬんは聖人と同じノリ(同じ地名がある)と思ってほしい。そもそもなぜか異世界なのに英語とラテン語使ってるんだから、地名の被りくらい何も不自然じゃないですって。
でも結果的になんか合ってない?(特別な才能を持ち、叡智に触れることができる子)って気がするのでヨシ!
友人からは「四章までいまいちジル側の気持ちがわからない」と突っ込まれたんですが、何しろ視点のリオが微塵も気にしてない(一方通行の好意で満足してしまっており、自分がジルに好かれてるかどうかには興味がない)というトチ狂ったストーカー気質なので……。
他の人との絡みがないので余計わかりにくいかもしれない。リオや姉以外の人にはワガママ言わないでちっちゃくなる子なので、身内でもないリオに相当べったりしてるのだけでも特別扱い。あ、だからリオも拒まれない自信があるのか。
共依存じゃねーかって?そうだよ(大きく首肯)。
✦ベル
大正義おねえちゃん。「妹と真逆であること」がアイデンティティなので「押しが強くて自立している、世話焼き気質のちゃきちゃきした女」。だから仕事も自営業にした。肌も出してる。
リオもジルもお互い一歩引いちゃってるせいで何年も関係が進展しないので、積極的につつきまわしてくれる第三者が欲しいな~というキャスティング。あと単に書き手がシスコンなので姉妹要素が欲しかっただけです。お姉ちゃんキャラ(概念)大好き。
・メイベル:愛らしい、魅力的な
これまた仮名と同じ「ベル」という愛称形が付けられる名前ならなんでもよかったパターン。
まあお姉ちゃんいつも楽しそうだから、実際愛されキャラだと思いますよ。どこに居てもこういうタイプの人は好かれやすいでしょうし。押しが強いのでちょっと疲れる、という意見もあろうが。
最後ああいう出番があったのは、ガスのためでもあるんだけど、何より事情を聞いたらお姉ちゃん絶対に黙ってないよな、の気持ち。自分がされたことでは一言も責めないのがお姉ちゃんクオリティ。
自分ことは後回しになるの、長女だなぁって感じ。とくに妹がすげー手のかかる子だし(性格云々を抜きにしても機械類NGな妹のために小さいときからあれこれ苦労してると思う)。
✦ガス
可哀想な人。書庫番は国家公務員の扱いなので「立派な父の背中を見ながら品のいいお母さんにお行儀よく育てられた優等生が、どうしようもない事実と現実を前に心折られて闇堕ちした」系。
もともと育ちがいいし親にはきっちり愛されてるのでそんなに邪悪じゃないし、世を儚んでも闇雲な破壊には走らない。怒りじゃなくて悲しみを原動力に行動してるタイプ。自分の理屈は道理にかなっているから理解してもらえる、と思っているので終盤のジルの行動にはキレたけど。
・オーガスタス:ローマ皇帝の称号アウグストゥス、原義は「尊厳者」または「威厳者」
・ペイジ:「小姓」あるいは「村人」という説もあるとかなんとか
二文字の愛称をつけたいだけシリーズ。彼は仮名つけてなかったので語感か頭文字の縛りはありませんでした。両親(ザカライアとフィオナ)も同じく。
ペイジは綴りがPageなので「つまり頁か」と思って。それだけ。適当すぎるだろ……。
無理やり後付けで解釈すると「古代の竜の力を得た破壊の皇帝(現代人視点)であり、竜のしもべ(ドラゴン視点)」ってところでしょうか。
アラサーなので四人の中では最年長。でも歳下のお姉ちゃんに優しくがっつり叱られる。残当。笑
たぶんその後は模範囚になるんじゃないかな。被害もそこまで大きくないし何より人命を奪ってないので、きちんと反省したと認められればそこまで重い罪にはならないと思いた……いや重めの窃盗に魔法具の違法改造に盗品売買指示と魔導書庫の破壊および国家転覆未遂罪……?どんだけ情状酌量すればいいんだ???
✦ルナちゃん
ラフすぎてみてみんに出す気がしなかったので気になる方はTwitter(X)へどうぞ。
五章タイトル『月影に坐す女』は彼女(とジルも含めてもいい)のことなので、月にまつわる名前にしたくてそうなりました。ジルとの対比で「自分だけの世界に閉じ込められて独りぼっちの女の子」です。
ある意味ルナちゃんもガスの手で異世界から解放されてはいるんですけど、彼の場合は善意やまごころではなく利用するため。元の世界に戻ったところで景色は一変しており、同胞はすでに一頭も残っておらず、むしろ孤独がより深くなっただけ。
竜は高い知性を持つので自分の置かれた状況をきちんと理解できていました。そして「弱い者(ガス)」に力を貸して暴れるより、「強い者(魔導師状態のジル)」と手を組んだほうがいいと判断した。
ガスからするとめちゃくちゃ気まぐれで自分勝手。そういう部分も含めて猫っぽいかも。
Q.ザカライアさんは正気に戻るんですか?
A.わからん。
正直、本人的には戻らないほうが幸せかもしれない(愛妻が死んだことも息子がやらかしたことも理解できないで済む)と思っている。少なくとも今すぐには。何年も経っていろいろ落ち着いてから、最低限ガスが出所してからのほうがいいんじゃないかな。
でもジルは発狂せずに生涯を終えられるといいなぁと思う。何より彼女が壊れるとリオも一緒にどうなっちまうかわかんないし、ベルや両親も「一緒だからね」だし。
リオこそ暴走し始めたら危険というか、スペックうんぬんではなくジルのためなら殺人も厭わないメンタルしてるので、結果的にガスより大きな被害を叩き出してしまうおそれがあると思う。
そうならないようにみんなで頑張ってほしい。
では、そういうことで。
よろしければ次は北国の学校でお会いしましょう。 /空烏 有架




