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ヘル・シーカー 赤錆の暗き神の座  作者: 麻美ヒナギ
ヘル・シーカー 赤錆の暗き神の座
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V-189-S1 ラストリゾート

使用者:上杉


発見番号:V-189-S1


名称:ラストリゾート


危険度:★


形状:オートマチック拳銃。一般的なコルトガバメントだが、スライド、バレルは破損し、マガジンは損失している。グリップには、鳥のような拙い彫刻がある。


使用法:左手を弾丸として使用したい物質に触れトリガーを引く。どのような物質も瞬時に、弾“らしき”物体に成型され発射される。威力は素材による差異が大きい。生物を弾丸にした場合、無機物と違い左手で触れた部分だけではなく、左手で触れた”生物丸ごと”弾丸に圧縮される。この生物弾は最も威力が高く、これを防ぐ物質は地球上に存在しない。だが、30メートルで極端な威力減衰を起こし、運動エネルギーはほぼ失われる。一日に使用できる回数は七回。一日で八回以上使用した者は必ず死亡している。尚、死体付近では鳥のような巨大な生物が観測された。



書付:銃に擬態した巨大生物、それがこのボイドの正体である。弾丸を作成するプロセスは、人間の手と体を通じて行われる“食事”であり、銃弾と思われるものはペリットを吐き出しているに過ぎない。一日、八回以上食事を与えると激昂して暴れる。そもそも、生命活動を維持するための食事を必要としていないので、娯楽として食事を行っているようだ。


※悪食なのだが、ボイドだけは別のようで、ボイドを弾丸に利用する実験が行われ、使用回数に関わらず巨大生物が現れ、暴れ、施設と周辺地域は壊滅した。ボイド由来の製品、複製品に関しては通常と同じ反応である。生物が擬態を行う理由は幾つかある。狩りのため、もしくは捕食者から逃れるため、である。


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