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V-191-S1 ペインクラッカー
使用者:鎌田(兄)
発見番号: V-191-S1
名称:ペインクラッカー
危険度:★
形状:鉄パイプを支柱として、廃材のような鉄板をワイヤーで括りつけた棍棒。全長1メートル、幅30センチ。計器では1トンの重量を示すが、人間が手にすると1キログラム程度の重さになる。鉄板の一部に、“コック帽を被ったピエロ”が描かれている。
使用法:対象を殴る。毎回、違った痛みを対象に与えることができる。骨折、裂傷、眼球破裂、結石、陣痛、痛風、頭痛、動脈破裂、等々。発動する痛みに法則性はない。ショック死するレベルの痛みなのだが、殴られた対象は決して死ぬことはない。しかし、気まぐれに痛み通りの損傷を負わせる。対象は苦しむが、それでもボイドの効果時間内<48時間程度>決して死ぬことはない。
書付:ボイドの怪人『シェフ』と呼ばれる者が作成したボイドの一つ。だが、シェフの存在については疑問視されている。最初に発見した者が、悪戯でピエロの意匠を記して、ダンジョン内に廃棄した可能性が高い。