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夜の昔ばなし

五つのお題、宝の在処

作者: ノイテ
掲載日:2020/11/21

『かぐや姫』



 早く見つけてくださいね、

 五人の素敵な皇子さま。


 おじいさまからのお願いで、

 あたしは、お嫁に参ります。


 お題を解いた皇子さま、

 あなたの、お嫁に参ります。



 石作(いしつくり)の皇子さまのお題には、

 神々しい光を放つ「仏の御石(みいし)の鉢」

 ところで、どこかの姫様は、夜に輝き光るそう。

 おじいさまの心の臓が苦しいときでさえ、

 光れば痛みは消えたそう。

 どれほど、ありがたい事でしょう、

 バチなど当らなきように。


 庫持(くらもちの)の皇子さまのお題には、

 根が銀、茎が金、実が真珠の「珠の枝」

 ところで、どこかの竹林は、金の竹が採れるそう。

 金の茎は竹節に、

 実と根は、どこでしょう?

 竹とは、とても育ちます。

 花は百年先に咲きましょう、

 実は、その後に出来ましょう、

 根は張り過ぎて、何処へやら。


 阿倍御主人(あべのみうし)さまのお題には、

 火に入れると雪のように真っ白になる「火鼠の皮衣(ひねずみのかわごろも)

 ところで、どこかの娘子は、白雪の肌をしてるそう。

 穢れを知らぬ、娘だそう。

 その肌、火にくべてみましょうか?

 穢れは全て燃えましょう。


 大伴御行(おおとものみゆき)さまのお題には、

 五色(ごしき)に光る「龍の頸の玉(りゅうのあごのたま)

 ところで、どこかの歌詠みは、名づけの時に、五色の歌を唄ったそう。

 白き咽から、歌を奏で、詩を唄い、音楽を奏で、音を舞い、遊び奏でます。

 五人の皇子さま、それぞれに、五色の歌を返したそう。

 また、いっしょに、遊びましょう。


 石上麿足(いそのかみのまろたり)さまのお題には、

 子孫の繁栄をもたらす「燕の子安貝(つばめのこやすがい)

 ところで、どこかの竹より三寸の子が生まれ出で、三月で大人になったそう。

 子孫繁栄は、このことか、

 それはどんな、ご加護でしょう、

 その子は、数えで、五つだそう。



 五つの童からのお題です。

 その心は…、


 …


 その心は、どこにあるのでしょう?

 宝は、どこにあるのでしょう?


 早く見つけてくださいね。

 あたしの愛しい皇子さま。




(おしまい)

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