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ラヴィアン・ワールド  作者: てろめあ
明けの陽光は眩しく
13/41

11 まぁ、あるあるだよね・・・・


洞穴(ほらあな)に入ると階段状になっており、壁の所々に発行する晶石が洞穴の中を明るく照らして居る。

警戒しつつ、下って行くと平地になりほぼ一本道のものの曲がり角等を曲がりながら先へ進んでいると

少し開けた場所に辿り着く


『第一の試練を開始します このアナウンスは 秘匿されています』


(!なんか地中から出てくる!?)


地中から湧き上がってきたそれをレイは注視する

・ルナウルフ LV9 


(ルナウルフ!?月の洞窟の最終段に書いてあったやつじゃん!BOSSなのか??)


自分と同じくらいの灰褐色をした狼は、遠吠えをし、レイに威嚇をしながら光りを発し

身体全体を淡く黄色く発光させた。


(なんだ?魔法・・?・・・強化かっっ!)


動きを捉えつつも、反応が追いつかない(・・・・・・)身体が狼の振るわれた爪に襲われ

脇腹に痺れと若干の痛みを感じさせ、血を吹き出させた。


(いっつ!・・・・嘘でしょ!半分(・・)もってかれた!?裂傷!?じわじわ体力が減ってる・・・血が出てるからか!?)


一撃でレイの体力は半分程削られ、さらに狼の猛攻が続く

紙一重の所で避けつつ、レイはやっとの事で刀を抜いた


「いいよ・・・回避ゲーね・・・・多分スキル使ったら反動で殺られる。通常攻撃しかないか。」


段々と(・・・)慣れ始める狼の攻撃を避けつつ、大ぶりの噛みつきを回避

すれ違いざまに左の脇差にて狼の腹に突きを放つ

「硬い!」

切っ先が少し入ったものの、狼はすぐさま飛び退き、こちらを睨み様子を伺っている


(カウンターメインで!隙きを見て回復・・・と?)


薬草を取り出すためインベントリを開くと、狼はバックステップし距離を取る。


(様子見か?なら魔法で回復してしまおう)


再度襲って来ないのを良いことに、レイは詠唱を開始する

『月の精霊よ 月の恵みを 今此処に』

傷の部分が暖かな光に包まれ、体力ゲージが回復しだす

油断なく狼を注視していると光りが段々と薄れ、黄色に光っていた狼は灰褐色に戻り

再度遠吠えを開始 黄色い光を纏 レイに向かって疾走を開始した。


(時限強化確定!それに光りが僕の魔法と似ている(・・・・)!後は、何回使うのか・・・?)


振り下ろされた右爪を後ろに半歩下がり身体を横にして回避

続けざまに振るわれた噛みつきを側転の容量で狼の背に自分の背を預け回転し二刀で切りつけつつ狼の背後へ着地。すぐさま狼振り向きざまに水平に爪を振るう

屈んで回避し、顎目掛け二刀を突き入れる

切っ先しか切り込め無かったものの、狼は悲鳴を上げながらレイを振り払う


(やっと、出血しだしたか・・・HPは10パーくらいは減ったかな?)


世界に狼と自分しか居ない感覚を覚えつつ、レイは自分が集中しだしているのを感じた。


(不思議だ・・・まるで狼の攻撃が来る前に(・・・・)ラインが通るみたいに・・・見える(・・・))


攻防を繰り返す中、狼はバックステップを踏み始める

すぐに反応したレイは走り出し、狼が灰褐色の戻るのを感じながらスキルを発動する


(多分チャンスはここ(・・)!)


『疾風(はやて)ッ!』


顔に向かって上下段から切り結ぶと、狼の右目をを深く切り裂く事に成功する


(よし!やっとまとまったダメージが入ったかな?)


硬直が解け、反撃を避けながらレイは後ろに飛び退く

警戒しながら注意していると、狼は低い唸り声を上げながらレイを睨みつけていた


(強化が来ない・・・?二回までか?攻撃魔法は今の所無し!・・・・うぇ!?)


「アオオオーーー」

長い遠吠えが段々と小さくなり、狼は淡い光に包まれた後

傷が治りながら再度レイに向けて疾走を開始する


「理不尽だ!回復mobは中盤以降でしょうがッッ!!」


そんなこと知ったことかと狼は両手脚、噛みつき、体当たりとレイに猛攻浴びせかける


「でも・・・結構慣れた(・・・)大体の行動は把握したし、削りとってやるよ!」


無意識に上がる口角に気がつかないまま、レイは狼との舞踊を開始する

しゃがみ、飛び、前転やバク転、羽織を裂かれながらも致命的な一撃を避け

カウンター気味に二刀を振るう

次第に減る狼の体力と、飛び散る赤い体液が両者の身体を赤く染め上げる

狼は残り体力が10%程になった所で、大きな咆哮を上げ、蒼く(・・・)光る牙をレイの頭蓋

を噛み砕かんと振るう


(今!)


高く飛び上がり、そのまま空中で技の体制に入る


『疾風(はやて)ぇぇ!』


ザンッと肉の断つ音と確かな感触

着地すると共に狼の首は落ち、噴水の如く血を噴き出させながら身体を横倒した。


「ふぅーーーーー・・・勝った!第3・・・第一章完ッッ!」


尻もちを突きながら、顔に着いた血を拭い、二刀を地面に突き刺した。


『第一の試練の完了を検知 このアナウンスは秘匿されます』


・経験値40獲得

・二天一流の熟練度上昇によりレベルが4になりました。新たに紫電を習得

・月魔法の習熟、熟練度上昇によりレベルが4になりました。ルナヒールの詠唱破棄を覚えました

 新たにルナクリティカルを習得

・100コル獲得



「いやなんも落とさないんかい!」

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