第8話 グラランド領フランテ⑤
書き始めて一週間くらい経ちましたが、最近さっそくスランプで全然書く内容が思いつかない...。
とりあえず何とか毎日投稿は継続できるように頑張ります!
ヒリーが横で寝ているのを横目にセンリさんが
「この話はこの辺にしておいて、この街に来たのは初めてでしょ?ここで知り合ったのも何かの縁だろうから、この街を案内させてちょうだい!」
と言ってきたので、ヒリーを起こして三人で街を見て回ることにした。
フランテの街は中央に大きめの噴水と広場があり、そこから4方向に道が出ている。
北の道には先ほど立ち寄ったギルドやその周りに冒険者たちのための鍛冶屋や武具店、食事処などがそろっている。それに対して南の道には海に近いこともあり、海鮮料理の食事処や魚屋、さらには海水浴で必要になる水着や遊ぶ道具などが売っている店が立ち並んでいた。東の道には、森と湖を見に行く道がありおしゃれなカフェやお土産屋さんなどが立ち並んでいた。そして西の道には、王都への道ということもあり商業施設が立ち並んでいた。
日も暮れ始め、一通り見終えた一行は東の道の少しおしゃれなカフェで休憩していた。もちろんこの世界のお金とか持っていないマースはセンリさんにおごってもらっている。この時にセンリさんがこのことに気付いて後でヒリーを助けたお礼として少しお金をくれるそうだ。
「この街は結構いろんなものがあるんですね~」
「でしょ~。あ、そうだ。今日はいけなかったけど明日くらいに東の森に行こうか!」(センリ)
「東の森っていうと、この道の先にあるこの街の観光名所的なところ?」
「カンコウメイショ?良くわかんないけどこの街で一番神秘的なところだと思うよ~。まあ、危険な魔物もいるけどギルドでよく討伐隊出しているから魔物に襲われる心配もないし!」(ヒリー)
よし、じゃああしたは三人で東の森に行くこととしよう。ていうか、この世界観光名所って言葉ないのね。
「あ、そういえば今日泊まるところとか決まってないよね?良ければうちに来ない?」(センリ)
確かに決まっていないな。もらえるお金もどれくらいかわからないしせっかくだからここは甘えさせてもらおう。
「いいですか?助かります」
「いいのいいの~うちのヒリーを助けてくれたのだから~」(センリ)
そんなこんなでセンリさんとヒリーの家にお邪魔してお風呂に入ったりご飯を食べたりして今はゲスト用の部屋にいる。
そういえばまだこの世界に来てから一日しか経ってないんだな~。いきなり草原のど真ん中に放り出されたと思ったらスライムに襲われていた女の子を助け、なんとその女の子がギルマスの子どもでその子の家に泊まる...。こんなに刺激のあった一日は本当に久しぶりだな~。
この世界に来た時はどうなるかと思っていたが、一日過ごしてみて地球にいた時より充実した日を送れてるしよかったな~と思いながらベットに横たわり思考を放棄した。
余談だが、今日夕飯の時にセンリさんにお金をもらった。助けてもらったお礼ということで金貨を10枚もらった。後日知ったことだが、この世界には銅貨、銀貨、金貨、白金貨の四種類があってもちろん銅貨が一番価値がなくてもらった金貨は白金貨の次に価値のあるものだ。
センリさんによると金貨10枚あれば一か月は最低限の生活ができるそうだ。...ということは最低でも日本円で10万円くらいの価値がある。初日にとんでもない大金を手に入れてしまったマースだった。
毎度のことながら、言い回しや誤字脱字があれば報告お願いします。
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