幸か不幸か
未亡人の自分の嫁に授乳してもらうって最高じゃね?と思って書きました。
「何をやっているんだおまえは!!」
今日も上司の怒号が飛ぶ
「はあ、すみません」
いつものようにこう返す。
ここは魔法街最下層の魔道具工場、ほとんどの人が使える魔法が使えないクズが働く場所だ。
俺は20年間毎日ここで働いている。初めのうちはしんどい作業や上司からの圧力がつらく、うつになりかけていたが生きるため仕方なく慣れるまで続けた。
そんな俺にも最近春が来た、同僚のエリーと結婚することになったのだ。
彼女は決して美人とは言えないが、心優しく、下層の人間とは思えないほど仕草が上品だった、そしてこんなおれのことを本気で愛してくれた。
子供も出来、やっと俺にも幸せな人生が送れる、そう思った矢先、ある出来事が起こった
その日はエリーの出産日だったが、当然のように仕事を休ませてはもらえなかった、時刻はもう15時を回っていた、今頃もう産まれているだろうか、エリーは大丈夫か、そんな事を考えていると…
グッ!!とまるで心臓を掴まれているような感覚があり、その場に倒れこんでしまった。だんだん呼吸がくるしくなり、意識が途絶えていった
「こんなタイミングで死ぬのか…エリーよ、産まれてくる我が子よ、すまない…!」そのまま目を閉じておれは死んだ……はずだった。
目を開けるとそこは見慣れた自分の部屋だった。ただいつもより少し広く感じた。
それに何か体に違和感があり、おもうようにうごけないし、喋ろうとしても呻き声しか出せない。
とりあえず人を呼ぼうと思い、呻き声を上げ続けていると、
「ハイハイ、お腹が空いたのね〜」と聞き慣れた声が聞こえた。
そして目の前にエリーが来た、おおエリー、無事でよかった。そんな風に思っていたら、
いきなりエリーがおれの前で服を脱ぎ、おっぱいを晒し初めた、そして俺の口に乳首を当てて「いっぱい飲んで…お父さんの分まで…大きく育ってね…」と涙声で言った。
俺はそこで自分の息子に転生したことを理解した、そして今まで魔法を使えなかったわけではなく、[転生魔法]だけを使える人間だったということを。
この魔法、不幸と見るべきか幸運と見るべきか…どちらにせよ起こってしまったことは仕方なく受け入れるしかない、
とりあえずエリーにはもうこれ以上辛い思いをさせたくはないし、今度こそ子供の頃から努力し、大金を稼ぎエリーに楽をさせよう、
だが転生したとは言ってもチート能力を得たわけではない、辛い思いをすることにもなるだろう、俺のようなクズがやっていけるだろうか。
「でも大丈夫だ、理不尽には慣れてるはずだろ」
そう自分を鼓舞しながら、
寝た、赤子だから。。。
わかってると思いますが、エリーはかなりの巨乳です。