夜間鉄道
レオの予想は見事に辺り、ようやく駅に着いた。少し小さくてボロいけど正真正銘の駅だ。中に入るとお客さんは私とレオしか居なくて受付のお姉さんが一人、居た。
「…あら、いらっしゃいませ。あなた達は夜間列車に乗るのかしら」
受付のお姉さんは私の顔をジロジロ見ながらそう言った。もしかして子供は夜、列車に乗れないのかもしれない。
「あぁ。俺達はナチュラル育成学校に行くんだ」
ナチュラル育成学校と聞いたお姉さんの表情が変わった。今度は好奇な眼差しで私を見る。
「あなた達はナチュラルなのね……まだ子供なのに凄いわ。その制服、やっぱり育成学校の制服だったんだ」
私とレオが着ている制服のおかげ?で無事列車に乗る切符を買う事ができた。
列車が来るまで時間はまだ10分ある。その間、私はレオにクイズを出す。これは勉強で試験でギリギリだったレオの為。
「ナチュラル育成学校は三つの部隊に別れています。さて、何でしょう」
これは基本の問題だ。
「んーーー。まずは俺達が入る月影だろ?後は……何だっけな…えーと…み、みや、みの?みや、雅だ!最後はー………せ、せ、せい、正義だよな?」
き、基本の問題なのに時間掛かりすぎだよ。月影はアンナチュナル討伐部隊で制服は血のような赤で雅は率直に言えば月影と正義に指示を与えたり貴族の護衛をしたりで雅の人は貴族が多い。制服は上品な白。正義はアンナチュナルとはあまり戦わずに村や街を守る。制服は碧、となっている。
「お、どーやら列車が来たみたいだぞ?」
レオの言う通り、列車は白い煙をあげて駅の中に入って来た。




