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光りを求めて  作者: ゆる


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1.新たな場所で

桜の舞う春の季節は好きだ。

桜が風に乗って散っていく様は見ていて安らぐというかぼーっとしていられる。

何も考えない時間が好き。


なんてことをクラス表を眺めながら考えている私ことアヤカは、今日から高校一年生。入学式もあと三十分もしたら始まる。

不安と期待、僅かな恐怖と夢見る希望……。そんな感情や妄想が湧いて溢れて止まらないこの季節が、私は嫌いだ。


私は矛盾の多い人間だ。

どっちつかずの私は、自分のことがよくわからない。

わかろうとしていないだけなのか?

目を逸らしているだけなのか?


それすらわからない私は、私が嫌いだ。

まるで自分が空っぽな人間のようで。

私は自分を知りたい。

自分と生きていくために知っておかないといけないと思っているから。

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