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第73話 完璧を恐れる必要はない。決してそこには到達しないから。

(くっ、なんだ、この小娘!)

 バアルは一気に吹き飛ばされる。

 バアルは獣人族の娘である、ラムネという少女に苦戦を強いられていた。

 大きな斧を振るい、そのすごい怪力、脚力それらでバアルを追い詰める。

「…… 崩滅因子カタストロファクター)!」

 バアルは両手を合わせて、そこからとてつもないほどのエネルギーを収縮させそれを一気に解き放つ。

 辺りが地震のように揺れ動く。

 その瞬間、地が割れてしまった。

「馬鹿力だな、」

「お前が言うか?」

 ラムネは直ぐに割れた地面をお構いなしにバアルの方へ突き進む。

 だが、バアルに斧を振り下ろすその時、ラムネは吹き飛ばされてしまう。

 斧にはヒビが入っていた。

 バアルは自身の身に崩滅因子カタストロファクター)を纏わらせていたのだ。

(ったく、なんなんだ?…ハイルはどこにいるんだ?)

 直ぐに立ち上がりラムネはそんなことを考えている。

 ラムネを含めた応援に来てくれた人々は、ハイルが亡くなったことをまだ知らない。

 だが、ハイルはこの戦いの前に皆を招集しとにかく戦ってくれと頼んだ。

 なので、皆はどんな事があろうと敵が居なくなるまで戦うのをやめない気だ。

 流石に魔王相手にラムネだけでは苦しい。

 そんな時、

「ラムネ!」

 そう言って駆けつけて来たのは、一緒に一応応援に来たラムネの父、半兵衛である。

 階級は1番下のカストルで剣士。

「パパ!?ダメだよ!今は……」

 そう言うと、バアルは父の方を見つめ攻撃をする。

 魔力弾を数発撃つも、それは全て外れてしまう。

「何が起こっている?」

 全て外れたのではなかった。

 全て外すように軌道をずらされたのだ。

 念動力で、

 そうして、半兵衛の後ろからクルーが刀を抜き出てくる、

 バアルは腕を切り落とされてしまった。

「お前!何故!」

「状況が変わった……それだけ、」

「クソが!」

 そうして、ラムネ、半兵衛、クルー対バアルの戦いが始まる。


 ――――――――――――――――――――――


「ねぇ、まずどうする?」

 ミアがそう言うと、候補者達は自分の護衛を呼ぶ、

 エマの後ろにはエディ、イザベラの後ろにアーサー、ミアの後ろに黒子、ルナの後ろにカリン、マリー、

「いや!ちとせは!?」

「ちとせは……今アーロンと一緒にいるぞ。」 

「嫌だ!嫌だ!ちとせがいい!」

「お嬢様、私で我慢してください、」

 カリンがそう言ってルナを見つめる。

「……わかった……」

 頬を膨らませ、ルナは我慢をした。

「じゃあ、今から何をするか決める!」

 崩壊したセレスタリアのホールで一同は会議する。

 マリーが作戦を、指揮するようだ。

「まず、ミア!」

「は、はい!」

「ソフィアをどうにかしろ!」

「え、私だけ?」

 一同は首を縦に振る。

「いや、無理でしょ、だって黒子だって能力ないのよ?」

「でも、ソフィアの護衛の白いスーツのやつ倒せば武器とか能力帰ってくるんじゃない?」

 イザベラがそう言って、ミアを働かせようとしてくる。

 因みにちとせ達は、何故出れたのかと言うとどうやらハイルの唯識解放により、白いスーツの男の能力に穴が空いたらしい。

 偶然ハイルの近くにいたとしても、それほどまでに強力な唯識解放。

 その空いた穴から奇跡的に出る事ができた。

「なぁ、それとさ」

 そう言ってマリーが、王位継承戦のライブ配信をタブレットから映し出す。

「ここに、候補者5名ってなってるんだが、、」

 それを見て候補者達は人数を数える。

 ミア、イザベラ、エマ、ルナ、○○?

「いや、なんか1人増えてない?」

 カリンがそう言ってツッコむ。

 皆は察した。ミアを見ると頭を下げていた。

「ごめんなさい、ごめんなさい、出来の悪い妹でごめんなさい……」

 そう言ってあり得ない速さで頭を下げるミア。

「いや、あなたは悪くないと思うよ……」

 そう言ってエマはミアを慰める。

 そうして、方針はミアは黒子を連れてソフィアと話し合う。

 イザベラ、エマ、ルナは護衛と共に白いスーツをぶちのめす。

 マリーは違うところで指揮を取るそんな感じである。

「でも、大丈夫なの?」

 ルナがそう言って聞いてみる。

「何がだ?」

「だって、この中で能力あるのってマリーとカリンだけだろ?他は……武器も、、」

 ルナがそう言うと、アーサーが答える。

「そこら辺は大丈夫です。今、シャーロットと戦っている、エリザベスさんとデイビスさん、つむぎさん達がいるのですが、デイビスさんから先ほどもらいました。」

 そうして出して来たのはアーサーが使う剣、黒子が使う双剣、エディが使うナイフ。

 だが、それらは全て能力が付与された武器達である。

「これらは、魔力によって変化する武器、通称"魔装"と言われていますが、別名、神器と言うものを持っています。能力が強いから評価され護衛になったわけではありません。」

「そうだ、俺たちならあんな白スーツ余裕で勝てるわ」

 そう言ってエディも余裕そうな笑みを浮かべている。

「もしもの時は、ロイ国王が来るはず、」

 マリーがそうして連絡をすると、少し離れた所で手で丸を作るロイ国王。

「随分と元気そうだな、」

 そうして、一同は準備に取り掛かるのだった。


 ――――――――――――――――――――――


「ごめん、梟、、、私……死ぬかも、」

 梟の元にそう連絡が入る。

 それはシャーロットからだった。

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