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第65話 天才とは、1%のひらめきと99%の努力である

 すぐさま、ハイルは左腕を超速再生させ、完全復活させる。

「指鉄砲・改!!」

「矢軌・一閃!!」

 二つの衝撃波、魔力を込めた一撃がぶつかり合う。

 その衝撃で周りの建物が一斉に吹き飛ぶ。

「ハイルの指鉄砲と張り合ってやがる……」

 レイがそう言って目の前の光景が信じられない。

「ノア……見なくていいのか?」

 顔面がボコボコになった白いスーツの男が、そう言って眠たそうにしているノアにそう聞いてみる。

「ああ、あんな雑魚興味ない……」

「あっそ……」

(お前より、明らかに強いと思うがな……)

 スーツの男はそう思ったが、口にはしなかった。

「互角か……」

 そう言って、ひなのは直ぐにハイルに向かう、

 建物の屋上でハイルとひなのは拳を交わし移動しながら戦う。

「ファエトン!!」

「甘い……」

 ハイルがファエトンを投げるが、後も簡単に弾かれてしまう。

(そう簡単に弾かれてしまうものでは無いんだがなぁ………)

 ハイルは少しショックを感じつつ、直ぐさま次の攻撃に移る。

「インフェルノ・ストーム。」

 ハイルがそう言うと、大量の火の玉が隕石のように降り注ぐ。

「……フロストブリザード・ストライク。」

 氷の刃が火の玉を全て貫く。

「何年前の技だ?精度がブレブレ、カスすぎるぞ……」

 そう言ってハイルの技を無効化してしまう。

(規模広くすればこれだけで、国一つ抹消できる技なんだが、、)

 氷の刃がハイルの横腹を貫く。

 すぐさま、ハイルは再生を試みるも、その間にひなのが詰めていきパンチを喰らわす。

「くっ!」

「まだまだ!」

 そう言って蹴りを喰らわし、ハイルは建物の中に吹き飛ばされる。

 その建物の中でも2人は戦いを繰り広げる。

 ひなのは直ぐに、両手に魔力を込めて魔力弾としてハイルに投げる。

「強制解除!!」

 そうして、魔力弾は全て消えてしまう。

(やっぱ、それ厄介だな……)

 そう思いひなのは直ぐにハイルに距離を詰める。

「アポカリプティック・エンジェル・ストライク!」

 そう言うとハイルの体から暗黒の翼が現れる。

 そこから放たれるエネルギーは、相手に圧倒的なダメージを与え、その光景はまるで天使が堕ちたような美しさと凄絶さを併せ持ち、敵はその圧倒的な力に立ち向かう術すら持ち得ない。そんな技。

「ルシファーの技か!!」

 辺りが丸々消し飛び、建物の上部が全て消し飛んだ。

 ハイルの最終手段であった、

「あれ、効いてるじゃん!」

 ハイルがひなのを煽る。

 両手が吹き飛び、片足も近距離で食らったせいで吹き飛んでしまうひなの。

 だが、直ぐに再生してしまうも、流石に動きが少しぎこちない。

「………うっさいなぁ、その軽口マジ相変わらずじゃな、」

「キレんなよ、まだまだでしょ?」

 ハイルも傷ついた顔を修復する。

 ハイル自身も威力が強く、多少自爆技で怪我をしてしまう。

「僕の技なんだけど?」

「流石!ルシファー様、もの凄く強く綺麗な技!

 そして、それを綺麗に再現するハイル殿も流石!!」

 ベルゼブブが戦いを見ながらそう言って感激をしている。

 やかましい奴である。

(ハイル……)

 和泉は、この戦いの前のことを振り返る。


 ――――――――――――――――――――――


 3日前、

「ハイル!何しようとしてんの?」

 和泉が、ハイルに詰め寄る。

 ハイル達は、王位継承戦に来るであろう梟達を撃退するため荷物をまとめている。

「あ?なに、?ああ、そうか、お前、人の記憶読めるのか、」

「あのさ、勝手に決めないで!!昔からそうだよ!」

 和泉がハイルを止める。

「決めたから、もう……今回ばかりは少しまずい状況だ、」

「予知夢?」

 和泉がそう聞くと、ハイルは首を縦に振る。

「ああ、まぁ確実に当たるとは限らないし、俺が死ぬとも限らないだろ?」

「そうだけど、、ラムネは?レイともちゃんと話して無いでしょ!」

 ラムネ、その名前が口にされると、ハイルは顔を暗くする。

「………」

「まだ会ってないんでしょ、眠ってても会いなよ……」

 和泉が声を震わせてハイルに言う。

「…うっせぇ……琥珀、あと頼むわ、」

「ええ、………はいはい、」

「はいは、一回。」

 そうして、ハイルは直ぐその場を離れてしまった。

 ハイルの後ろ姿を見つめる和泉。

「前はあんな人じゃなかったじゃん……

 コーディ……貴方が必要だよ……」

「………」

 その様子を後ろからルシファーが見ていた。


 ――――――――――――――――――――――


「…………」

 ハイルは少し過去のことを思い出す。

「動き止まってるぞ!」

 ひなのがそう言うと、ハイルがある行動に出る。

「ごめん、皆んな。

 タイム・フリーズ、」

 そう言うと、ひなのの動きが止まる。

 ハイルはパンチをしてひなのをふき飛ばす。

 すぐさま、時は動き出し、建物にぶつかるひなの。

「クソガキ!!」

「キレてるじゃん、悪いけど、、、そう簡単に死ぬ気はない、まだまだ、本気でいかせもらうよ。

 みんなが期待して見てくれてるんでね、なぁ?お前ら……」

 そう言ってハイルはレイ達の方を見る。

「あの野郎、」

「こんな時でも、楽しんでるなんて、、

 フフ、ハイルらしいね……」

 レイとルーナはそう言ってハイルを見つめる。

「ハイル……」

 琥珀はハイルの様子を心配そうに見ている。

 どうやら、何かハイルは企んでいるようだ。

 ハイルと、ひなのは手で何か証印を結ぶ

「何してるの?あれ、」

 カリンがしぐれに聞くも、わからず、近くにいた

ルシファーが答えてくれた。

「あの証印は、"唯識解放(ゆいしきかいほう)"という超能力を極めたものだけが出せる、いわば奥義、荒れるぞ、結界が割れるかもしれん、

 なんせ、"超越者(ちょうえつしゃ)"同士のバトルになるからな、」

 そう言って、ルシファーはカリン達味方陣営に結界を張る。

「じゃあ、こっちも、、」

 そう言って梟もルシファーの真似をし結界を張った。

 超能力という、魔法をも超える能力、それを最大限まで高めてようやく到達できる人1人一つだけが持つことができる必殺技。

 だが、力が強大で最強な故弱点がある。それは、、、

(一回でも使えば、人間の身体だったら、脳が焼き切れる。何回でも連発すれば魔力消費どころの話じゃないぞ……)

 ルシファーはキャラではないものの、ハイルを心配していた。

「唯識解放………紫電一閃(しでんいっせん)!」

「唯識解放………神妙開闢(しんみょうかいびゃく)!」

 ハイルとひなのが一斉にそう叫ぶ。

 そうして、辺りは現実とは違う景色に変化する。

 第二ラウンド開始である。

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