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第62話 賢者は自らを知り、愚者は他人を知る事に励む。

「なんで、2人とも動かないの?」

 ちとせが、隣にいるしぐれに聞いてみる。

 ⚠︎因みにミルはちとせの髪の所におり、マリーはお金お金と、ずっと唱えています、

 利一とアーロンはそれぞれ2人とも、アーロンは刀を構えたまま、利一は突っ立っておりどちらも動こうとしない。

「どうやら、両者2人共、相手の動きを見ているみたいだな、」

 しぐれはそう言って解説をする。

「そう言うことね、」

「おい、先に来たらどうだ?」

 痺れを切らしたのか、利一が先にアーロンを誘う。

「お断りさせていただきます。

 貴方からどうぞ?まぁ、貴方の能力は近接戦に向いていなさそうですが、、」 

 利一の能力はお互いの認識の違い、もしくは一方の考え方によって発動できる。

 そのため、あちらの考えがはっきり分からない限り、あちらが先に何か行動しない限り、利一は攻撃出来ないのだ。

(くっそ、動けよな、コイツ……心の中も無だし、)

 利一は心の中でそう叫ぶ。少しでは、あるが利一は 人の心の中も読むことが出来る、ようになってきている。

 数分間、このまま硬直状態。

 だが、最初に動き出したのは利一であった。

(突っ込んできた………)

 アーロンの方に突っ込んでくる利一。

 すぐさま、アーロンは刀を横に振るう。

 すかさず、避ける利一。

 そうして、利一は挑発する。

「バカ眼鏡!」

「…………」

 そんな簡単な挑発に乗るわけもない、だが、それがお嬢様関連で無ければの話。

「あの小娘の、、、バカ保護者が!」

「…!?…」

 アーロンは黙り込む。

「あ、やばい、、」

「ああ、これは、あいつ死ぬんじゃないか?」

「おいおい、これ止めたほうが、、」

 ちとせ、ミル、しぐれはそう言って話している。

 アーロンは自分のことはいいが、ずっと付いてきた

 お嬢様の事に関しての侮辱は、禁句。

(子供のことを悪く言うことは、僕は大っ嫌いだが、、これぐらいなら、、)

 利一も心の中で教師としての自分と、戦っていたのだった。

「今何と?」

 そう言ってアーロンは利一に近づく。

 すると、アーロンの足元の土が凹む、その瞬間、校庭が一気に切り刻まれる。

「……」

 無言の圧。

「キレてるのか?」

「いえ、全然、」

(((いえ、全然キレてますやん……)))

 2人と1匹は心の中でそう思うのだった。

 だが、利一の作戦は成功した。

「……来るなら来い!」

 そう言うと、アーロンは勢いよく飛んでくる。

 だが、利一の元へ到達した所で、丁度止まってしまう。

「………!」

 アーロンは思った、怒りに任して行動してしまったと、それが今回の敗因だった、

「……まさか、僕が例に出したこと、それ通りに来るとは……ね!幻想の(イリュージョン・)騙し(ディセプション)!」

 アーロンは停止したところを利一は殴り飛ばす。

 吹き飛ばされるも、すぐにアーロンは受け身を取り着地する。

「あなた、それでも教師か?あくどいぞ、」

「そっくりそのまま返させてもらうよ、」

 そう言うと、アーロンは頭を抱える。

 利一はアーロンの認識を、利一が悪どいではなく、自分があくどいと言う認識に入れ替えた。

 そのため、アーロンの方に精神的攻撃が行く。

「アーロンさん!」

 そう言ってちとせが割って入ろうとするも、アーロンは手を伸ばし止める。

「いや、ちとせさんは、大丈夫です!私が、、、」

 そう言ってアーロンは立ち上がる。

「また、能力を使うか……」

 そう言ってアーロンの方に利一は手を伸ばす、その瞬間、

 アーロンは利一を刀ですごい速度で吹き飛ばす。

「ぐっ、、」

(なんだ?何が起きた、、吹き飛ばされた……?

 見えなかった、、というか、身体が動かなかった、、)

 利一が心の中でそう考えていると、アーロンはフラフラと歩きながら利一に近づく。

「貴方は能力を教えてくれたので、ここは、公平に私も教えましょう。」

 そう言って淡々と話し始める。

「私の能力は、"公平"。自分に与えられたダメージなどを相手にも同じく与えることが出来る。

 そこで、貴方が起こす認識の違いにより生じる停止を使い、貴方に攻撃を与えました。

 そして、この一発で貴方と私は同じダメージ量……」

 そう言ってアーロンは拳を上げる。

「おい、まて、、、違う!それh……」

 そう言ってアーロンは利一を殴り飛ばし、学校の方へ吹き飛ばす。

 その衝撃によって学校は半壊、ほぼ壊れてしまった。

 壊れる学校にめり込む利一。

 その崩れていく学校から誰か出てくる。

 それは、ルナであった。

「おぎゃあ!!なんじゃこれ!」

 そう言ってルナはちとせの方へ向かい、抱きつく。

「あれ、私は何を、、」

 マリーが正常に戻り、皆が集まる。

「謝ってください、九条利一さん、貴方が、お嬢様にした侮辱を、、」

「ご、ごめん、悪気はなかった……君を倒すために、」

 薄暗い天気になり始めたセレスタリア。

 その中で1人の悲鳴が叫び響く。

「ぎゃああああ!!!」

「まだまだ!!」

「あれ、人の形してる?これ、、」

「アーロン、さん、怖っ、」


 ―――――――――――――――――――――


 あれから一週間が経った。

 街は指輪の能力ですっかり元通り。

 国民もまぁまぁ生きていて案外平和。

 学校の方も、指輪で元の二階建てに戻して利一は今ではちゃんとした教師として働いている。

「すぅ、平和だな、」

「そうだね、つむぎ姉ちゃん、、て、おかしいでしょ!」

 そう言ってちとせがつむぎを指差す。

 庭で呑気に2人は紅茶を啜っていた。

「なんだよ、」

「なんで、いつまでいんの?あんたらは、、」

 そう言って城の方を指差す。

 キッチンで料理の手伝いをする、すぐる、ルナのお世話をカリンとするしぐれ。

 明らかに馴染んでいる。

「久しぶりにあった大大大好きな妹に会ったら基本ずっと居たいだろ?

 現に城の事とか手伝っているしな、」

「それもそうだけど、、、」

 言い返せないちとせ。

(案外、PCHって暇なのかな、、) 

 そう思うちとせ。

 すると、城の門に利一が立っていた。

「なに?」

 門を開け、ちとせがそう言うと、利一は花束を渡してくる。

「ちとせちゃん、これ薔薇108本、、プロポーズ、結婚してくださいと言う意味があるんだ、」

「へぇー物知りだね(棒)」

「まぁ、教師だからね。」

 少し顔を赤らめ、目を逸らしながらそう告げる利一。

 後ろで鬼の形相でつむぎが見ている。

 微かだが、城の窓からすぐるやしぐれも見ている。

「また貴方ですか?」

 近くにいたアーロンが利一に近づく。

「なんだ、眼鏡、いたのか、」

 反抗的な態度を取る利一。

 あの時の戦いで、利一は子供好きだが、利一のことを少しかわいそうだと思ったちとせは少しだけ親切にしてみたが、(倒れた利一を手で差し伸べたりしただけ、)それで子供好きである利一は、そのちとせの小学生のような新中学一年生のような、見た目にこんな利一にも優しく接してくれる、ちとせに惚れたようだ。

「だいたいな……」

「でも、貴方も、、」

 そうして、利一とアーロンが口論していると空からハイルとルシファー、和泉に琥珀、ロイス、ベルゼブブがやってくる。

「え?どうしたんですか?」

 そう言ってちとせはハイルに聞く。

 だが、セレスタリア城にはまだレイ達が残っていた。

 すると、空からもう一方の奴らがやって来る、

 それは、梟、烏、鷹、ハリー、シャーロット、バアル、であった、

「早いねー来るの、さすがアストラル・ヒーロー、ハイル・アクロイドと、その一派さん、」

 梟がそう言ってハイルを見る。

「ここに来ると思ってな、で、何しにきた?

 なんなら、ここで叩きのめしても良いんだが?」

「ハハ、君が言うと冗談にならないんだよ、」

 そう言って梟は笑う。

 その後ろにいたハリーがちとせに満面の笑みで手を振る。

「やぁ!ちとせ!!元気にしてたかい?」

「うざ、」

 ゴミを見るような目で、ちとせはハリーを見る。

「ちとせ、知り合いかい?」

「ちゃん抜いてんじゃねえ、距離縮めんな、」

 つむぎが背後でそう呟く。

「嫌いなやつ、」

「そうか、なら見なくていい。僕の影に隠れて、」

 そう言うと、ちとせは言う通り利一の背中に隠れる。

 150センチ代が簡単に170センチ後半に埋もれてしまった。

「照れるなよ、」

((殺すぞ、))

 利一とつむぎが初めて意見があった時であった。

「まぁまぁ、そんな君たちに伝言!

 ソフィア・アレンデールさんとその執事さんから!

 1ヶ月後の王位継承戦第3回戦最終戦にて、最後のバトルを開催します、何人かのスペシャルゲストを率いて!私たちは貴方達を潰す!だそうです!

勿論、私たちもソフィアさんに協力します!だって、あなた方私たちの計画に邪魔なんだもん、!」

「ソフィア・アレンデール、」

 アーロンが考え込む。

 ソフィア・アレンデール、亡くなった最初の候補者、

 これが本当なら、自分たちは今、死者から宣戦布告をされている事になる。

 だが、生きている。となると、今回の王位継承戦、誰も死んでいない。

 となると、最後のこの王位継承戦は、ヤバい事になる、

「スペシャルゲストって?」

 ハイルがそう言うも、無視して、

「じゃあね!」

「あ、待て、指輪ゲットできたか?」

そう聞くと、今まで調子良さそうだった梟の笑みが段々と消えていく。

「ワイアットのせいで取れてねぇよ………

でも、これでお互い2:2だな」

 とだけ言って飛んでいってしまう。

「どうすんだ?」

 ルシファーがハイルに聞く。

「ベルゼブブ、そのほかの十一大惑星を招集しろ。歴代の奴らもだ、今回はいい終わり方をする予感がしない。琥珀もだ、」

「はいはい、わかったですよ〜」

 そう言って、ハイル達も飛んで行こうとしたその時、

 レイが庭にやって来る。

「おい!ハイル!!」 

「……?」

「お前、今まで、何してた?和泉も、いきなり音信不通で、ルシファーも、ベルゼブブも、、、」

 レイの言葉が震えている。

「レイ、また今度、話そう。」

「おい!」

 そうとだけ言ってハイルは飛んでいってしまう。

「くそ、」

 レイは落ちていた石を思いっきり蹴る。

 そうして、自室(仮)に帰ってしまう。

 そうして、いきなりの宣戦布告を受け、急遽、皆招集の作戦会議を開くのだった。

利一の能力説明がむず過ぎる。

しぐれの過去編、トラウマについては今後絶対書きます。

あと、PCHの意味は、まぁ説明要らないか、言いたくなったら言うかも、言ったかな?

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