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第53話 過去の失敗は、未来の成功の礎。

「着いた、、」

 そう言って、梟達は目的地であるバミューダの都市へと辿り着いた。

 そうして、彼らはヴィクトリア学園に向かうのだった。

「で、あるからして……ガキどもこう追い詰められた時、どうすればいいと思う?」

 中庭で授業をする教師と生徒たち、どうやら、実践を交えた授業らしい。

 教師の名前は、アルフィー・フォースター。

 ハイル達の元担任だった人物である。

「ハイ!そういう時は、俺の炎魔法で燃え尽くします!!」

 意気揚々、自信満々に1人の生徒がそう言った。

 周りの生徒たちが笑う。

「ああ、はいはい……そういうのいいんで、夢見ないでください、予選敗退で〜す、」

 ダルそうに、あくびをしながらアルフィーはそう答えた。

 流石に生徒の扱いが雑である。

「失礼しまーす。」

 正門を勢いつけて蹴り壊し入る人たち。

 梟達だ。

「ん?おいおい、困るな、そういうの………

 弁償代とか俺らの時給から減らされるよ、これ、、あの校長案外そういうとこあるからやめてくれる?」

 自分中心に考えているアルフィー。

 いや、これほんとに教師やっていいんですか?と聞きたくなるほど、何もかも雑である。

「ああ、そうでしたか、、、

 すみません。少しお尋ねしたいことがあり、その……指輪って知ってます?」

 鷹がアルフィーに話を持ちかける。

 アルフィーはここの学校に来て、もう随分経つベテラン教師だった。

 当然、指輪のことも聞かされている。が、

「指輪?何の事で?」

「2つ目に創られた指輪である、物の時間を進める力を持つ指輪が欲しいのですが、、」

「随分と長い名前の指輪だな?そんなもんはねぇよ……」

 そう言ってアルフィーは軽くあしらう。

「指輪にはそれぞれ4つとも、名前が付けられていますが、そんなのどうでもいい。

 早くよこせ、」

 そう言って、梟は自分の服の中にしまっていたネックレスとして掛けていた指輪を取り出し、手を掛ける。

 その瞬間、辺りは光に包まれた。

「……!、お前……それ!」

 そう言ってアルフィーは、剣を抜く。

 だが、それよりも早く中庭に咲いていた花や木々が、突如現れた謎の光の輪の中に吸い込まれていった。

「今、アレらは未来へと送りました。

 もう一回聞きます。指輪はどこですか?

 ………答えないなら、生徒さん達をどこかの未来へ送りま〜す。」

 そう言って梟は微笑む。

 後ろにいたハリー、鷹、シャーロットは慣れたようにその様子を見ていた。

「………お前、俺の生徒に手出したら……殺すぞ?」

 アルフィーは、生徒達を自分の後ろへと避難させる。

「先生……」

 生徒たちは、不安な表情を浮かべアルフィーを見ていた。

「そうか、なら無理矢理でも……口開かせてやるよ。」

 そう言って剣を抜くアルフィーに梟は近づく。

 アルフィーの階級は、フォボス。

 冥王級より一つ下のかなりの強者の階級だ。

 だが、梟に敵うかは、分からない。

 その時、その様子を見ていた鷹は何か強力な者の気配を感じた。

 それは、魔力感知などで感じる魔力の大きさなどではなく、生物が持っている防衛反応。

 本能的にまずいと、そう感じていた。

「ワイアット〜いきなり走ってどうしたの?って、ここか!」

 そう言って今は無き正門を潜る男女二人組。

 ワイアットと、その後ろにはその友達のアシュリーという女性。

 ワイアットと兵士時代の同期の友人だ。

「……見つけた、、あんたが、指輪を回収してるとか言う悪いやつだろ」

「あ?何者だよ?雑魚野郎、」

 ハリーがそう言って威嚇をする。

「指輪を回収しに来た。

 ハイルさんに頼まれてな、で、アンタ止めるって事は……敵でいいよな。歴史は振り返させない。」

 そう言っている最中、すぐにハリーが攻撃を仕掛ける。

「勝手に言っとけよ!」

「待て!ハリー!」

 鷹が、ハリーを止める。

 だが、ハリーはそんなの気にせずワイアットに挑んだ。

(大丈夫。俺は予測対処を持ってる。

 相手の攻撃が事前に分かるんだ、勝てる!)

 そう思った次の瞬間、ハリーは建物の壁にめり込んだ。

 吹き飛ばされた。後も容易く。

「目に頼ってる時点で、弱いな。」

 ワイアットは今、特に能力を使っていない。ただの殴りだけだ。

「バケモノが……」

 鷹は小声でそう言った。

 アルフィーは、何が何だか分からない。

 授業をしていたらいきなり何かやってきて、それから、指輪を奪われ掛けてやばいと思ったら、他の人物が来て、それが強くてでも、敵を倒してくれているから味方で……

「アンタ何者だ!?

 ハイルを知っているのか?」

 アルフィーは、大声で少し離れたところにいるワイアットに声をかける。

「ええ、そうです。一先ずコイツらを倒して話を……」

 そう言っていると、またしてもハリーに続きシャーロットも攻撃を仕掛ける。

 シャーロットの力は破壊。

 その為手に破壊のエネルギーを込めて、ワイアットにぶつける。

 ワイアットの近くにあったものが全て綺麗に消え去った。

「遅いな……」

 ワイアットは楽々躱し、蹴りを入れる。

 すぐさまハリーが戻りワイアットに攻撃を仕掛けるが、全て避けられてしまう。

(なんなんだ、コイツ!)

「そんなもんか?」

 ワイアットはポケットに入れていたナイフで、ハリーを切りつけた。

 ハリーの頬を掠め一旦引く。

(はぁ、はぁ、見えない。

 早すぎる……予測対処よりも早く動いてやがる。

 予測できねぇ……)

 シャーロットは吹き飛ばされ、ハリーは死にかけ散々だ。

 そして、アルフィーも、

(これ、俺が弁償かな……)

 破産寸前、散々だ。

「おい、梟!」

「ん?なに?」

「その男を頼む、私はこっちをやる。」

 梟はアルフィーを、鷹はワイアットを、、

「援護は?」

 アシュリーはワイアットに聞く。

 アシュリーの手にはサブマシンガンが、二丁握られていた。

「いらん」

 そう言ってワイアットはピストルを取り出す。

 この世界で言う旧式だ。

 鷹とワイアット、それぞれが対面する。

「光栄です。またしても、アストラル・ヒーローさんと戦えるとは……」

「勝手に言ってろ……」

銃の旧式という事だったり、勿論アストラル・ヒーローはまた今度説明します。

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