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殺戮學園逝徒會畸譚  作者: 坐久靈二
第三章 神秘學園と一つの大願

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第五十七話 闇の靈殿

 己に与えられた天命を、己の中の神性を信ずる事、大願を為すに必要な心構えである。


――聖護院(しょうごいん)(のみや)稔久(なるひさ)(おう)

 西邑(にしむら)龍太郎(りょうたろう)の戦略、勝利への見通しは、実は有って無い様なものだった。

 (そもそ)も、(ほこら)に宿る闇の力こと『穢詛(えそ)禁呪(きんじゅ)』は、与えられる側より与える側の方が絶対的に優位なのだ。『學園(がくえん)の悪魔』は自らの眷属(けんぞく)に対し、自在に苦痛を与えるなど肉体を(ほしいまま)にする事が出来る。

 西邑(にしむら)は生前の調査で例の紛い物の古文書に辿り着き、そこから絶望的なエピソードを知っていた。(いわ)く、(かつ)て自分の他に四人の人物へと闇の力を与え、旧文明の歴史を裏から動かそうとした一人の女が居たが、彼女は自らの眷属(けんぞく)を意の(まま)に、一瞬にして、不可抗の因果にて、延命そして絶命せしめたのだと。


 即ち、西邑(にしむら)に出来る事は余りにも限られていた。ただ彼は、聖護院(しょうごいん)嘉久(よしひさ)を悪魔の支配から解放しようとしただけだ。その後は、この教師がどうにかしてくれると期待する。()し今勝てなくとも、最悪彼をこの配管だらけの空間から逃がす事が出来れば、必ず真里(まり)愛斗(まなと)達『光の逝徒會(せいとかい)』の大きな力となるだろう。


 彼にとって誤算だったのは、その愛斗(まなと)が当にこの場に現れた事だ。彼が御節介(おせっかい)を焼く事は分かっていた。だが、それが可能だとは夢にも思っていなかったし、万が一の可能性を摘む為に態々何時間も電車に乗って遠方に迂回までしたのだ。


(きみ)は……(きみ)何処(どこ)まで(わたし)を……!」


 想定を超えられた驚愕、思惑を凌駕(りょうが)された挫折、(また)しても自分の心を理解されなかった怒り、そして情を向けた事の間違い無さを証明された歓喜が西邑(にしむら)の中に代わる代わる去来していた。

 この小柄な親友は、いつも身の丈に似合わぬ無茶をする。西邑(にしむら)はそんな愛斗(まなと)をこそ護りたかった。だが、矢張(やは)り友は大人しく護られてなどくれないのだ。


「勝手なんだよ、お前はいつもいつも……!」


 愛斗(まなと)の批難さえも、西邑(にしむら)にとっては何処(どこ)か心地良く、危険な安堵へと溺れさせようとする。


 そう、此処(ここ)で感傷に浸っている余裕等は無い。敵地であり、そして相手はその親玉であり、最も凶悪な力を持っているのだ。その能力は、先日大惨事を引き起こした(くろがね)自由(みゆ)の比ではないだろう。


「人のプライベートに土足で踏み込むなんて、(しつけ)がなってないわね、畸形(きけい)嚢腫(のうしゅ)……。」


 砂社(すなやしろ)日和(ひより)の肉体を乗っ取った『學園(がくえん)の悪魔』は、肉体の声で侵入者達への皮肉を垂れる。

 だが、余裕な態度とは裏腹に悪魔もまた追い詰められていた。聖護院(しょうごいん)から切り離され、苦し紛れに砂社(すなやしろ)を切り捨てて次の依り代にしたは良いが、弱体化は避けられないだろう。それだけ、聖護院(しょうごいん)の力は大きかった。


『他人の大事な友人を散々(もてあそ)んでおいて、よくそんな偉そうな事が言えるわね。まあ、お前の命運も今日此処(ここ)までよ。十六日、たったそれだけ寿命が延びただけだけれど、それでも長く生き過ぎたと言うに充分な事をしてくれたしね。』


 憑子(つきこ)は強気だった。西邑(にしむら)とは対照的に、彼女には充分な勝算が有った。

 西邑(にしむら)の活躍で、聖護院(しょうごいん)という大きな戦力が此方(こちら)側に戻って来ている。(また)、時間が経てば更なる戦力が追加で送り込まれて来る。


 黒い思惑を言ってしまえば、西邑(にしむら)が自分の立場、秘密の隠蔽(いんぺい)を維持し切れないというのは見越していた。その上で憑子(つきこ)西邑(にしむら)に協力を仰ぎ、表向き二重スパイに成れる立場で愛斗(まなと)を陰ながら助けるという役を提案したのだ。

 西邑(にしむら)愛斗(まなと)への友情は信頼に値するし、若くして文学賞を()れる優秀な頭脳の持ち主だ。()し事が露見すれば、責任として我が身を顧みず最大限の成果を出せるように動くだろう。

 全てはこの状況を作り上げる為の、壮大な布石だった。


「舐められたものね……。その思い上がり、正してあげましょう……‼」


 砂社(すなやしろ)の恐ろしげな声と共に、彼女の身体から紫の(もや)が大量に勢い良く噴き出した。配管が張り巡らされた部屋は一瞬にして闇に包まれる。

 危険な状態だ。先日、(くろがね)はこうやって紫の闇で他人の体を包み、意の(まま)に操った挙句自爆させるという凶行に及んだ。即ち、この部屋全ての人間の生殺与奪権は今、『學園(がくえん)の悪魔』に握られているという事だ。


「これは……‼」

『落ち着きなさい。こうなった場合、どうするか習ったでしょう?』

「は、はい‼」


 愛斗(まなと)(もや)の中で目を閉じ、意識を集中していた。少しの間の後、彼の小さな体は白い光に包まれ、紫の(もや)を一気に弾き飛ばした。

 いや、正確には愛斗(まなと)の体の一部が白い(もや)となり、紫の(もや)を押し返して消し飛ばしたのだ。それは憑子(つきこ)(くろがね)の闇に対してやった事と似ていた。


「それがどうしたの?」


 悪魔を宿した砂社(すなやしろ)の表情は欠片も変わらず、闇が晴れた瞬間には愛斗(まなと)の眼前に立っていた。(もや)となって姿を(あらわ)した憑子(つきこ)を彷彿とさせる優雅()つ力強い動きで闇を(まと)った掌底を振るう。


(かわ)しなさい、真里(まり)君‼』


 憑子(つきこ)に言われる迄も無く、愛斗(まなと)は必至に身を捩って敵の連続攻撃を回避し続ける。先程愛斗(まなと)が闇を(はら)った様に、(もや)の力も直接的な攻撃の方がより密度は高く、殺傷力も有る。愛斗(まなと)は感覚的に、先程の遠隔攻撃の対応から直接攻撃は受けるのも駄目だと察知していた。


「くうぅっ……‼」


 目にも留まらぬ悪魔の攻撃に、愛斗(まなと)は防戦一方になっていた。未だ戦いに到底慣れない、精々が(くろがね)戦くらいしか実戦経験の無い愛斗(まなと)にとって、この実戦は流石に荷が重かったのだ。

 だが、この場には愛斗(まなと)のピンチを容認しない男が居る。


真里(まり)‼」


 西邑(にしむら)砂社(すなやしろ)の脇から彼女へ飛び掛かった。彼女はこれに対応出来ず、体当たりでよろめいて体勢を崩す。逆に愛斗(まなと)はこの隙に立て直すことが出来た。

 しかし、それは逆に別の危機を齎していた。


(わたし)眷属(けんぞく)の分際で、出しゃばるんじゃないわよ……!」


 西邑(にしむら)は果敢に飛び込んでしまったのだ。相手には自分を何時でも殺せる力が有るというのに。

 愛斗(まなと)としては放って置けない。危険を承知で、今度は愛斗(まなと)西邑(にしむら)を助けに入らなければならなかった。

 それこそが敵の狙い。砂社(すなやしろ)は待ってましたと言わん(ばか)りに、飛び掛かって来る愛斗(まなと)(もや)を纏った掌底を合わせようとする。


 これは(かわ)せない、万事休す。――誰もが、愛斗(まなと)自身もそう思った、その時だった。


「危ねえぞ、愛斗(まなと)君‼」


 愛斗(まなと)の身体は細く力強い腕に弾き飛ばされ、間一髪の所で砂社(すなやしろ)の攻撃から逃れることが出来た。声の主、助けられた相手は明らかだ。


「あら、仁観(ひとみ)君じゃない。男女の間に割って入るだなんて、貴方(あなた)も無粋になったものね……。」


 砂社(すなやしろ)の腕を掴んでいたのは仁観(ひとみ)嵐十郎(らんじゅうろう)だった。思っていたよりもずっと早く、竹之内(たけのうち)文乃(あやの)が追加戦力を送り込んで来たのだ。戦局は益々(ますます)愛斗(まなと)達にとって有利なものとなる。

 愛斗(まなと)西邑(にしむら)仁観(ひとみ)聖護院(しょうごいん)砂社(すなやしろ)を四方から取り囲んでいる。男四人が女一人を袋にしている様で酷い絵面だが、邪悪な気を(まと)っているのは砂社(すなやしろ)の方だ。


『油断しては駄目よ、真里(まり)君。』

「解っていますよ。」

「こうなってしまったからには、皆の無事にこの身を砕くしかあるまいな……。」

(おれ)は女を殴る趣味なんて無いんだが、女が暴力を振るうんなら止めさせて貰うし、襲われてる方に手を貸すぜ。」

「今の(わたし)何処(どこ)まで役に立てるか分からんが、全力を尽くそう。」


 砂社(すなやしろ)は口を固く閉じたまま眼球と首を動かし、四人へと交互に視線を移す。表情が険しいという事は、状況の難しさは充分に察しているのだろう。


「難儀ね……ふふふ、どうしてくれようかしら……?」


 彼女の口元が緩んだ。どうやら、戦いの進め方の絵は描けたらしい。両目と口がそれぞれ三日月形に歪み、紅い光を妖しく宿す。


「人は(かつ)て、得体の知れぬ神秘を(おそ)れ、敬い、そして遠ざけた……。時と共に知恵を着けた人類は(やが)て己が知を過信し、全てを解明し、支配出来ると思い上がり、自分から近付く愚を犯し始めた……。近く、思い出す事でしょう。人智を超えたものを前にすると、他人は唯許しを乞い平伏す他無いと。禁じられた領域へと、不用意に足を踏み入れるべきではないと!」


 砂社(すなやしろ)の髪と衣服の端が逆立つ。その姿は如何(いか)にも恐ろし気で、何か良からぬ手を打たんとしているのを誇示していた。


此処(ここ)は闇の靈殿(れいでん)! 禁域の最果て、(ほこら)の神秘を解き明かした中核‼ 貴方(あなた)達の想像を絶する恐怖が眠る、悪の祭壇よ! 阿鼻叫喚地獄の火に飛び入った(むし)は、果たして如何(いか)程長く苦痛と絶望に焼かれるのか! 劫火(ごうか)の中、精々激しく後悔し続けるが良いわ‼」


 愛斗(まなと)達、四人は直感していた。如何(いか)に表面上有利とはいえ、敵の力は矢張(やは)り絶大であると。決着を付けるならば早期に勝負を懸けるのが望ましいと。


仁観(ひとみ)君、よく聴きなさい。」


 聖護院(しょうごいん)砂社(すなやしろ)の背後から、向かいの仁観(ひとみ)に語り掛ける。


「今の(きみ)が戦う力を身に着けている事は『闇の眷属(けんぞく)』からの情報で知っている。しかし、未だ悪魔を(たお)すには程遠い。一方で(わたし)も、今の状態では無理だ。希望は真里(まり)君しか居ない。」

「おいおい、(おれ)にどうしろって言うんだ?」

「それは(わたし)自らがこれから示す。(きみ)を信じ、唯それだけで意図を理解してくれると期待しよう。」

「無茶言うぜ……。」


 言葉とは裏腹に、仁観(ひとみ)は不敵な笑みを浮かべている。彼はこれまで、一度として最初から不可能とやりもせずに諦めた事は無い。そして、無理難題を幾つも越えて来た果てに現在の成功がある。不可能に近ければ近い程燃える男、それが仁観(ひとみ)嵐十郎(らんじゅうろう)である。


「行くぞッ‼」


 その自身に鼓舞されてか、聖護院(しょうごいん)は残った力を振り絞る様に砂社(すなやしろ)へと向かって行った。


「言葉と行動が彼辺此辺(あべこべ)ですね、聖護院(しょうごいん)先生。」


 砂社(すなやしろ)は紫の(もや)(まと)った腕を聖護院(しょうごいん)に向けて振るい、迎撃しようとする。しかし、彼は急旋回した。最初から目的は砂社(すなやしろ)への攻撃ではなかったのだ。


真里(まり)君‼」


 聖護院(しょうごいん)愛斗(まなと)の腕を強く掴んだ。そして、繋いだ手に白い光を放つ(もや)を宿し、それを愛斗(まなと)の方へ移動させていく。

 仁観(ひとみ)が反対側の腕を掴むまで、一秒の間も無かった。彼は聖護院(しょうごいん)の目指す相手が愛斗(まなと)だと察した瞬間に同じ様に動いたのだ。(まさ)に喧嘩、実戦に()ける天性の勘が冴え渡っていた。


聖護院(しょうごいん)先生、仁観(ひとみ)先輩⁉」

「先述の通り唯一の希望は(きみ)だ、真里(まり)君! (きみ)は『新月の御嬢様(おじょうさま)』と同化していた身! 同じく同化していた『學園(がくえん)の悪魔』に対して高い適性が有る‼ そんな(きみ)の力に、(わたし)達の力を上乗せする! 本来二つに分かれていた力を、(きみ)と一つに合成するんだ‼」


 愛斗(まなと)は自らの中に力が溢れるのを感じていた。今までに無く自分が何かを為せそうと予感していた。

 逆に、砂社(すなやしろ)側は脅威に感じたのか、慌てた様子で愛斗(まなと)に襲い掛かって来た。


真里(まり)君、(わたし)の分も受け取りなさい。全力を以て、悪魔を叩き潰すのよ‼』


 体を白く輝かせ、愛斗(まなと)は構えた。向かってくる砂社(すなやしろ)に対し、何かに導かれる様に手を伸ばした。

 触れるか触れないかの所で、愛斗(まなと)の手から白い光が紫の闇と衝突して、爆ぜた。耳を(つんざ)く様な炸裂音が鳴り響き、砂社(すなやしろ)の身体は錐揉(きりも)み回転しながら弾き飛ばされ、天井に激突して落下した。天井の配管に(ひび)が入り、そこから青い液体が染み出す。


「やった……のか?」


 砂社(すなやしろ)の身体はぴくりとも動かない。聖護院(しょうごいん)が彼女に近付き、体を触って何かを確かめる。


砂社(すなやしろ)さんの中に……闇の力は一切残されていない。即ち、悪魔は(はら)われた!」


 勝利宣言だった。

 遂にやった、やり遂げた。悪魔は討伐された。――憑子(つきこ)を含めた五人は全員がそう安堵した。取り分け愛斗(まなと)には達成感が有った。


 だが(おもむろ)に一人の男が起き上がる。初端に西邑(にしむら)の手で(くじ)かれた(くろがね)自由(みゆ)が、下卑た笑みを浮かべて復帰しようとしていた。


(はら)われただと……? てめえら、何にも解っちゃいねえな……!」


 意味深に嘲笑う(くろがね)の様子とは裏腹に、砂社(すなやしろ)の身体は小さな赤黒い蜘蛛(くも)の子の(かたまり)となって散っていき、消滅した。明らかに、彼女は力を失ったのだ。

 だが、辺りは依然として不穏な空気に包まれていた。いや、(やや)もすればその重苦しさは寧ろ増しているかも知れない。


(ぼく)達が何を解っていないんだ、(くろがね)?」

「ククク、()ぐに判る事だが教えてやるよ。お前等、(ほこら)の力がどういう物か忘れたのか、今まで散々、二つが一つ、一つが二つになる様を見せられておいて、敵が一つの(まま)だと信じて疑わなかったのか?」


 どういう事だ、と愛斗(まなと)達が訊く前に、部屋の中心に安置されていた(ひつぎ)の様な箱の上蓋が吹き飛んだ。浴槽から溢れる様に、赤と青の液体がどろりと床へ伝い、混ざって紫に染まっていく。


「今までお前等が相手にしていたのは、御主人様が己を二つに分けた片割れ、その極一部の存在に過ぎない。まさか、世界を征圧しようという御主人様が、あの程度だとでも思ったのか?」


 (くろがね)の言葉が愛斗(まなと)達に一々緊張を(もたら)し、煽り立てる。だがそれは決して大袈裟な物ではない。愛斗(まなと)達は未だ見ぬ棺の中に、(かつ)て無い凄まじい冷徹な重圧を感じていた。


 赤と青の液体が更に溢れる。海の水面から鯨が姿を現す様に、何かが棺の中から上がって来る。


 それは芸術的な女の裸体だった。

 棺の中央、何本かの太い配管を背に縫い付けられた一糸(まと)わぬ少女が立っている。

 生気の全く無い、完璧な美少女の肖像がその肢体の隆線を堂々と誇示するかの様に、鮮血に濡れて佇んでいる。

 まるで大昔の聖人の様に、何とも見事な肉体の美を見せ付ける様に。


 爪先まですらりと伸びた細く長い脚線が、小さく程よい肉付きで確りと存在感を誇示する秘部と臀部(でんぶ)が、緩み無く締まる事で体線の凹凸を引き立てる腰部が、既に聖母の様に蕾から花開いた大きな二つの乳房が、くっきりと、綺麗に両胸から肩を支えるべく際立った鎖骨が、脚同様指先まで細く長く拡げられた両腕が、完璧な身体の上に完璧な美貌を支えている細い首が、絶対的な言葉を甘く囁いた桜色の唇が、小さくも確りと筋立った鼻が、長い睫毛(まつげ)を蓄えた切れ長の目が、細く整った眉が、そして長く艶めいた黒髪がまるで理想の少女を(かたど)った彫刻の様に闇に微笑んでいた。


 彼女は美麗を絵に描いた様な白い脚を優雅に曲げ伸ばし、湯浴(ゆあ)みから上がる様に棺の外へと出て来た。

 背中に縫われていた配管が引き千切られ、彼女の身体から血の様な液体が噴き出す。


 (あか)い血を(まと)い、青い血を流す華藏(はなくら)月子(つきこ)の神聖さを帯びた肢体が、完全にこの『闇の靈殿(れいでん)』の空気を支配していた。

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