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ま夜い

人間は昼に動き夜眠る


それはきっと、夜は暗くて迷うから


君は言った僕は夜になっても眠れない


どうしてなんだろう


それはきっと心が迷ってしまっている


夜になっても眠れない人は自分自身がどこなのか見つからなくて探している


不安や恐れに心が怯え、居場所を失い迷っている


でも人は夜でも暗くても迷わないように明かりを灯す


だから夜でも、建物には灯りが、街にも街灯があって道標になってくれる


じゃあ心にも明かりをともさないとね


でも僕の心にどうやって明かりを灯すの


わからない


君にとっての灯りは、君自身が見つけないと


見つからなくて困ってるなら


まず部屋の電気を付けてみて、暗いままじゃはじまらない


次はテレビをつけてみて、そこには人が沢山いるよ


スマホを開こう、ほら世界が少し拓かれた


さあどうしよう


好きなテレビ番組を見る?


面白い動画を見る?


それとも誰かとお話をする?


君だけの明かりが見えてくるはず


それにほら世界は平等に照らされてる、月によって


なら人の心も平等に照らされていいはず


だからほら、君も僕も隣の人も、そのまた隣の人も


みんな心に明かりを灯していいんだよ


でもどうしよう、月はいつか沈んじゃう


大丈夫、外を見て


気付ばほら、もう夜明けだよ


あとは1歩踏み出せば、次の夜はよく眠れるよ


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― 新着の感想 ―
[一言] 夜になると色々なことを考えちゃいますね。眠れない夜を過ごす時、早く寝なきゃという焦燥感と、なんだか決まりを破っているような背徳感を覚えるのですが、明かりを灯すことでそういった気持ちも消化でき…
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