非オタだと思った幼馴染がオタクの俺に恋した件について
私と作って•••
「もうこんな時間か•••」新作のギャルゲーをしていたら寝落ちしてしまっていた、いや神作だからこそ寝落ちするまでやっていたんだ!
こんな独り言今時のラノベでも見たことないぞ
俺の名前は上野誠高校二年生の17歳
私立柏木高校に通う普通の男の子•••のはずだった!
しかしいつの間にか部屋にはフィギュアが棚の上に一、二、三数えていられるか!!
とまぁ、こんな感じに絶賛オタライフを満喫していたのです。
今日から新学期、桜舞い散る通学路、小学生がはしゃいでいるのを横目に今日も徒歩で行く。
家から10分って所にある。なぜ自転車じゃなくて歩きかと言われたらそう!
パンを咥えた美少女とばったり、ピッタリバッティングしてしまうという妄想をしているからだ!
0.000007%だぞ!ポケモ○でいう所のりゅうせいぐんが当たる確率と同じくらいだぞ!
こんな妄想をしていたら学校に着いた。
下足前に張り出されたクラス表を見てから、俺の運命は大きく変わっていったのだ
オタクに恋人が出来るということが。
「っていう新しいラノベを思いついたんだけど、どうかな?かな?」
「いいんじゃないの?私あんまり詳しくないけど」
屋上で喋っているのは幼馴染の枝野零
幼馴染なだけあって俺の話をよく聞いてくれる。
だが、何年も布教しても一向にアニメを見ない、ギャルゲーもしない。
「ここの休日でぶつかった美少女がクラスに転校してきて、さらに同じクラス。あっ、あの時のアンタ!?少女はこういうのだ!!」
「良いんじゃないかな、すっごく、とても」
「何だその投げやりなアドバイスは?」
「投げやりじゃないよ、本当だよ?」
「疑問符がついている時点で信用が地に落ちているのだが?」
「誠くんは、こういう二次元の、可愛くて、大人しくて、黒髪ロングの女の子が好き、なの?」
「そりゃそうだろ!こんなキャラ嫌いな奴いないだろ?零もそう思うよな?」
「そうだね•••」
私の名前は枝野零、普通の女子高生。
友達とUSJに行ったりショッピングをする普通の女の子
こんな私でも普通じゃない所がある、それは男の子を好きになってしまった事、オタクの。
何十年も一緒にいて悪い所もある、でも良い所もたくさん見てきた、じゃなきゃ、こんなに胸がドキドキしない
屋上で話すのだって緊張してるのに•••
でも誠は二次元にしか興味がない、一体どうすれば•••
「って聞いてる?おーーい!れーーーーい!」
「なにかな?」
「俺の作ったラノベだよ!」
「ねぇ、誠くん?」
「なんだよ、改まって」
私と作って•••
Fin
長編は私自身まだ慣れないので短編から