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バーチャルシティ・メロディアス  作者: 月影晶
始まりの町?何かが違う気がするどころか絶対に違う
5/7

遺跡内部探検中!

遅くなってすいません。言い訳は特に無いです。

------------------------------------遺跡内部----------------------------------------


遺跡内部は意外と明るかった。壁には発掘現場とかで見かけるあのライトがかかっていた。もちろんコードもある。どこから電気を供給しているかは気にしてはいけない。気にしてもしょうがないと思うが。壁はゲームで出てくるような遺跡を思わせる煉瓦を組み合わせてできている。


「道が二つに分かれている。それにカードの効果がもうそろそろ切れる。マップとかで先読みとか出来ないのか?」


「無理。出来ることは今まで歩いてきた道を記録するだけ。」


「はぁ、最初から期待してなかったけどやっぱりか。戻れ。」

 

出てきていた唯の刀を信吾はしまった。しかし、さっきとは違い、カードは白黒になっていた。


「なるほど。カードに色が戻ったら使えるようになるのか。」


信吾は自分で納得して唯の刀をしまった。代わりになまくらの刀を出した。そういえば防具はどうなっているのか気になった。付いたときのままで防具など気にしてなかったのだ。


「なあ、防具ってどうなるの?手に入れはしたけど重そうでつけてないんだけど。」


「こういうのは初期装備のまんまね。初期装備はカード化しないけどそれなりに防御力はあるわ。1とか。」


「それは無いに等しいと思わないか?やっぱり防具はつけたほうがいいのかな?」


シンは真剣に考え始めた。防具を付けたら重くなりそうだけどゲームだから関係ないのかということを。しかし、刀に重さがあるのだから防具にも重さはあるだろうという結果になった。全身鎧で防具を固めてもいいが自分の戦闘体系に合わない。信吾はヒットアンドアウェイを繰り返して相手のHPを削っていく戦法を立ち上げていた。最初にいろいろと確かめてみたがこれが一番落ち着くという結果になったのだ。


「はぁ、防具には重さはあるわよ。シンはスピードタイプだから今まで手に入れた防具を付けろとは言わなかったのよ。ここら辺では手に入らないけど町に行けばそういう服のような防具もあるからね。逆に鎧を着ている人のほうが少ないわよ。基本的にソロで行動することが多いから盾役とか人気ないし。」


「分かった。今のところは気にするなってことだな。簡単に言えばダメージを喰らわなければ関係ないしな。難しいだろうけど。」


シンはこの話を切り上げ本題に入ろうとした。


「それでどうする?どっちの道にするの?」


「左だ。理由は感だ。はっきり言って俺にはどっち行ったらいいかわからない。こういう時は感で進めて行くしかないからな。間違っていたら引き返すしかないからな。」


「当てにならないけどしょうがないか。決まったらさっさと行きましょう。シンのいうことにも一理あるし。」


 信吾達は左を選んで進んだ。後ろの2人はというと。


「左のほうを選んだようね。見失わないように急ぎましょう。」


「そうだな。ここの遺跡は少し面白いしな。」


何故かわくわくした表情でついていった。刃は暇なのだろうか?


------------------------------------遺跡内部ちょっと奥-------------------------------


「はぁ、はぁ、はぁ、くそっ。」


「グシャー。」


信吾の前には盾と曲刀を持っている魚人だった。何故魚人かというと、鱗があり、2速歩行をして、尾があるからだ。蜥蜴に見えなくはないが鰭があるので魚だろう。シンは遭遇したときに水がなくて平気なのか気になったがゲームだからと気にしないでおいた。シンは何度か攻撃したが盾に防がれてしまっていた。


「しゃーねーか。てめぇ絶対怨むなよ。」


信吾は刀を鞘にしまい居合いの型をとった。


「グヒャー。」


魚人の剣士は観念したのかと思い襲い掛かってきた。単純なやつだな。


「はぁぁぁぁぁぁ。」


信吾は敵の攻撃を避けながら刀を高速に抜き放ち見事に急所に当てた。クリティカルヒットだ。魚人は光の粒子となって消えた。


「やったわね、これで最低でも35種類たまったね。」


「あぁ、で今のカードは?」


『フィッシュナイト・Lv2・属性・水・弱点・風・フィッシュナイトを召喚している限り目の前に水の壁を作り出すことが出来る。効果時間10分。」


「だってさー。Lv2は初めてだったのに。」


「そうだな、先に進もうか。」


信吾たちはさらに奥へと進んでいった。そして、その後ろには例の2人はいた。


「ヤイバ、この遺跡ってもしかして?」


「そうだろうな、ルーシー。これで手に入れたいものが手に入るかもな。」


刃たちは意味不明なことぼやきながら信吾たちについて行った。ストーカーとはこんなかんじなのだろうか?


------------------------------------遺跡・ボスの部屋---------------------------------


「ついちゃったね。」


「えぇ、しかも出られないしね。」


信吾たちが通ってきた道は格子が付いていた。そしてまわりは広い空間になっていて天井がなく、上には星空が見える。その景色は現代ではあまり見ることができなくなった夜の空を完璧に再現していた。そして信吾はここがゲームではなく、本当に異世界かもしれないと心を引き締めることになった。


「何かゼル○の伝説っぽい。ゲームだからか。それとも……」


「来たわね、ボスが」


二人が中央を見ると蠍みたいな形をした生き物がいた。普通の蠍と違うところはまず前足2本が鎌みたくなっているところと大きさが人間の10倍以上だってことだった。二人は絶望的な表情になった。どこからどう見てもゲームを始めて1日も経っていない人が戦う相手ではない。


「無理だな。」


「無理だね。」

吹「初めて感想もらっね。これからも応援してください。」


作「ありがとう。最近書き始めた異世界に召喚されたもよろしくお願いします。」


吹「次話はボス編です。とうとう技カードとモンスターカード発動します。」


作「よろしくね〜。」

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