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序章 とある吟遊詩人の唄

人が金を奪い合った日、彼らは金を生み出した。

人が星を崇めた日、彼らは星に旗を残した。

人が魔女を焼いた日、彼らは絶えること無き炎を生み出した。

人が一つの病を消し去った日、彼らは永遠の命を手に入れた。

人が未知を恐れる日、彼らは未知に胸を躍らせた。


金槍生まれたあの日から、彼らの歩みははじまった。

禁忌と呼ばれた。異端と呼ばれた。しかし彼らを縛る術を、早速人は無くした。

未開の地を踏みしめる足、偉大なる発明の為の腕、無限の好奇心に溢れた眼差し。

神と呼ばれた、悪魔と呼ばれた。しかし彼らを崇める術を、早速人は無くした。


彼らは宇宙の虚弱性を問題視し、その手で新なる空間を生み出した。

彼らは時間の不確定性を問題視し、時間の移動手段を発見した。


偉大なる開祖の偉業にあやかり、彼らは自らを、『アルケミスト』と名乗った。




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