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君をみつめて

作者:りくあ
 また僕は堕落してる。「また」という表現は間違っているのかもしれない。「ずっと」の方が正しいだろう。2年前が僕の人生のターニングポイントだった。彼女に出会ってから僕の生活は全てが変わった。ずっと彼女を見ていたい。出来るならば一緒にいたい。一般的に言われるストーカーというものに僕はなったようだ。
 だが僕は思う。ストーキングがバレなければそれはストーカーにはならないのではないだろうか。視認しなければそれは存在していないも同然。ならばバレていない僕はストーカーではない。そう、ただ愛が深く重いだけなのだ。彼女と仲良くなりたい。でも声をかけるのに躊躇ってしまう。それだけのこと。彼女の写真を撮るのは「おもいで」がほしいだけ。
 そう考えると僕の恋は一般的なものだろう。「恋」が「愛」に代わっただけ。
「こい」→「来い」
「あい」→「会い」
 待つのがこいならばきっと向かうのがあい。ならば僕は正常だろ?異常なんてことはない。僕のは愛だから会いに行ってるんだ。だから世間がずれていて、僕がずれている訳ではない。



 そんな人を追いかける私こそ異常なのだろう。だれかを「すき」になることで自分に「すき」ができる。恋は盲目。そんな彼を私は今日も追いかける。誰かを一途に好きな人が好きな私が好き。きっとこれからも私は私を好きで居続ける。そうでありたい。
 実の兄を愛してしまった私はそうでもしなければきっと一線を無理矢理にでも越えてしまう。既成事実。それだけは愛する人のためにしてはならない。ならばいっそ、ストーカーだとバレてしまい刑務所にでも閉じ込めてくれれば。



 僕たちは歪んでいる。自分の気持ちを抑えるために、隠すためだけに恋を偽る。ストーカーとストーカー。二人とも立場が同じなだけに気も合う。心は違えど体は求めて寂しさやら何やらを紛らわす。僕たちの心が引き合うことはないだろう。僕は彼女を見つめ続けて、カノジョは僕の先にある自分を、いやその更に先の兄を見つめるのだろう。お互いこのまま一生を終えるのだろうか。

 いっそ僕とカノジョの心が交わりあえば楽だろうに。

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