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勇者物語  作者: 野川真実
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第6話 砂漠の砦

一見か弱いだけの乙女に見えたマリンは、実は格闘術を身につけた武術家タイプだった。

戦闘となると、しなやかな手足が容赦なく敵を薙ぎ倒す。

そして勇者と武闘家(男)のふたりと旅をする事で、彼女は本来の明るい姿を取り戻していった。



砂漠にさしかかった所に、無数のおびただしい屍骸があった。

人と魔物の大きな戦いがあったばかりのようだ。

その先には町を囲む砦がある。


マリンの村での事を思い出す。

「あの小さな村でさえ過敏になっていたんだ。こんな厳戒態勢の砦へ無造作に近付くのは危険・・・。」

武闘家(男)が言ってる傍から、いつの間にか勇者は砦の目の前にいた。




当然の如く捕まる一行(またスマキ)。

全員、有無を言わさず強固な牢屋に放り込まれた。



暫くすると、鎧に身を包んだ戦士の中でも、リーダー格の男が尋問にやってきた。

男は、訝しげに三人を見る。

妙に軽装で防具のひとつも身に着けてない少年、魔物が蔓延る道中を旅をするには似つかわしくない麗しい乙女、そして・・・。

「!お前は・・・。」


リーダー格の男は、武闘家(男)を知っていた。

実際に会ったのはこれが初めてだが、噂は聞いていた。

世界中を旅して見聞を広めている、裏稼業の武闘家がいると。

「裏稼業はもう辞めたんだけどね。」

武闘家(男)の顔に免じて、三人は難なく解放された。



突然、鐘が砦中に鳴り響く。

魔物の襲来を告げる警鐘だ。

外を見ると、空を覆う真っ黒な魔物の軍勢が見えた。



「・・・ッ!また来たか!」

戦士達は慌しく戦闘態勢に入って行った。


魔物の数に対し、迎え撃つ戦士達が圧倒的に少ない。

見兼ねて、武闘家(男)とマリンも参戦する事を決める。

当然勇者も手を貸してくれるだろうと思ったが、魔物の軍勢とは違う方向をずっと見続けるだけで返事もしなかった。





(続く)

ルビ(ふりがな)機能がある事は知ってたんですが、使う予定がないので放置してたんです。そしたら…。

「当然の如く捕まる一行またスマキ。」

Σ違う、そこはルビじゃない!

変なパーティー名つけないで!(笑)

これじゃ、スマキになるの大好きパーティーみたいじゃないですか…。


という訳で、今回初めてルビ機能のマニュアルを読んだ初心者であります。

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