十四日目:続、ギルドにて
4000pv突破です!
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俺はキレていた。何でかって? そりゃあ……ザコ扱いされたからかな? まぁとりあえずギルマスが俺のことを舐めているようなので、三割の力を解放してやった。 まぁ、それでもたったの六億だ。と、思っていたのだが、予想より六億と言うのはヤバかったらしい。て言うか、ギルマス弱くね? 俺の威圧で負けるの? こんなもんでやられてたら、魔族たちとどうやって戦うんだ? あいつら話によると、魔力十億あるやつもいるらしいのに……
と、考えていたら、
「何事ですか!?建物から何やら不思議な力が……」
と聞こえてきた。 後ろを振り返ると、そこにいたのは一人の女性だった。 冒険者……だろうか? そんな感じの格好をしていたのだが、何せこの女性から強いオーラを感じていた。というよりは、プレッシャーだ。因みに、俺は魔力やらを感じ取れるようになっていた。一度死んでからと言うものの、何やらチートのように能力が付け加えられていたのだ。死ぬ前に何かを取得したって聞こえたから、恐らくはその中に気配察知等が入っていたんだろう。
と、考えていたら、
「何事ですか!?建物から何やら不思議な力が……」
ギルマスの男が、
「な、なぜ貴女がここに?」と、驚いていた。
「あら、貴方の仕事っぷりを見に来たのだけど、ギルドに入ってみたら、何か不思議な力を感じたのよ。それで、あなたかしら?と思ったのだけれど……どうやら、貴方では無かったみたいね。」
と言って、俺の方を見てきたので、
「さっきのは、俺っすよ。んで、あんたは誰だ? 全く知らんからな。俺は普通に話させてもらうぜ。」
「ふふっ、まぁ良いわ。私はここの元ギルマスのセフィよ。今はもう引退しているけどね。 貴方達は?」
「俺はルークでこっちはルミアだ。ギュンターからこっちに来て、ここでギルド登録しようとしたら、ここに連れてこられた。」
「あら、何でかしら?エル?」
元ギルマスと名乗ったセフィが、現ギルマス(弱いみたい)に問いかけた。て言うかあいつ、エルって名前なのね?と今更初めて知った。
「い、いえ、こいつの魔力があまりにも低かったもので……」
「あら?魔力が低いからどうかしたのかしら……? そもそも、うちは魔力が低いからと言って、ギルドに入れないと言うことは無いわよ?」
「は、はい……」
わお……ギルマス全く歯がたってない……よっぽどセフィさん強いんだろうなぁ……
「ところで、ルークさん?あなた本当に魔力が低いのかしら?私には、そうは思えないのだけど……」
「ええ、まぁ低いとは思いませんよ?」
そりゃあそうだ。本来なら十九億を越えている魔力を150とかそこらにしていたのだから。
「なら、私が測ってもよろしいですか?」
「ん……?まぁそりゃあ構わんけど、測るってどうやって?」
「少しお待ち下さい………っ、これはっ!?」
セフィさんは、俺を見て驚いていた。多分、セフィさんは魔力測定か何らかのスキル持ちなのだろう。もし、それがSSなら、俺の隠蔽でも隠せない。 すると、セフィさんが、俺の方へ寄ってきて、
「あなた……これは本当なの?」
と聞かれて、カードを見せられたので、それを見ると、
《ソラ:レベル∞、体力500万8000、攻撃力350万、魔力30億、スキル、言語理解SS、隠蔽S、神と魔王の加護S、対神と悪魔S、自動回復S、根性A、回復魔法A、状態異常無効化、魔法、呪い無効化、レベル上限無し、特殊、神と魔王の加護を受けし者、(バーサク)》
うわぁ……また能力値上がってるよ……てかもうバレバレだなぁ……セフィさんにはどこまで見えてるんだろ…………
「あなた……ひょっとして、勇者達と一緒に召喚された子?」
「ん……?勇者を知ってるんですか?」
「知ってるも何も……私、あの子達の師匠……みたいなものよ? それで、あの子達が言ってたのよ。能力値が低くて、ギュンターで牢獄に入れられた子がいるってね。それが……あなた?」
「……隠す必要はないみたいですね。ええ、そうですよ。訳あって、名前は変わってますが、その通りです。」
「なら大丈夫ね、ムト君……だったかしら?あの子が倒れたのは知っている?」
「ええ、それを聞いてここまで来たって言うのもありますし、それに、ギュンターの王女も居ますよ。」
「あら、なら私が案内するわ。王女様も一緒で良いかしらね?」
「多分大丈夫じゃ無いっすか?王女には俺が言っときます。じゃあ案内お願いします。」
「わかったわ、なら行きましょう。エル、彼達の身柄は私が保証します、それで良いですね?」
「は、はいっ!」
「なら、行きましょうか、貴方の話も聞きたいことですし。」
そう言って、セフィさんが出て行ったので、俺達もそれに続くことにした。
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