表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
密室の文豪  作者: サタノペルカ五右衛門
1/1

密室の文豪

控えめに言おう。かなり漏れそう。

突然だが、

今の状況を一言で表すなら


『限り無く脱糞したい』

が正しいだろう。

だが、コレを凌駕する文学的で芸術的な

表し方を僕はまだ知らない。

いや、知ってはいるがそう表す事に懸念があるのだろう。


まぁいい。少し哲学に浸ろうではないか。

さて、歴史的な文豪達はコレをどう表したのだろうか?少し予想してみよう。


       エネルギー

"非常に生理的な熱量を腹の下の方に感じる。今すぐにでもあの純白の椅子に座りこの昂りを解放したい。"


とでも表現するのだろうか?


はたまたただ一言。


"うんこ。"


と言う極めて単純明快で洗礼された単語一言で受け取り手に奥行きを感じさせるのだろうか?


それとも芸術的に


『先生トイレ!』


とでも言い、懐かしいあの思い出の

やり取りを思い出させ、温かみ(意味深)を感じるのだろうか?


はて懐かしいあの思い出に浸った君たちには、新たな疑問が浮かんだことだろう。


人間はトイレなのか?

トイレではないのか?


シンプルで単純明快に表すなら

"人間が作ったトイレで糞をする"

その為人間自体はトイレでは無い。

が、人間は糞製造機に近い。


コレに限るのだろう。だがしかし、ここまで全人類の歴史的な疑問を簡潔に表して良かったのだろうか?


はたまた、問題は単純明快に考えた方がいいのだろうか?


今現在、僕はなんの変哲もないであろう実家のトイレに座っている。


もし、この状況を複雑かつ迷宮のように表すなら


今この刹那。

時は2月19日木曜日1時19分69。

僕。この世界における自分自身に該当すふ存在は内側からしか開かない魔法の様な小箱が、可動部の壁と一体化した畳一畳ほどのとても圧迫感のある謎の密室の真ん中に佇む複雑な形をした少しだけくすんだ白いなんとも言えない曲線を描く中央に凹みがあり少し奥になるにつれて深くなる底に半透明で不思議な液体の溜まった椅子の様な物の上に腰を落としている。


だがしかし、量子的に考えた場合。

コレは座っている様に見えるが座っていないのかもしれないし、

もし貴方が今この密室の外にいる場合。

僕がその中に存在するか否かは観測者当人がその眼で観測しないと中に僕が存在することを実証できないであろう。

まさしく"シュレディンガーの脱糞"だ。

中を覗かずに僕がそのトイレという名の物体に座っている事を証明できるだろうか?はたまた、その密室の中にはトイレと呼ばれるものすら存在するのかどうかすら証明できない。つまり初めからトイレや僕なんてものは貴方が観測しない限り存在はしないのかもしれない。

はて?トイレとは何なのか?

自分とは何なのか?

何を持ってトイレとするのか?

トイレの定義とは?人間の定義とは?


こうをも表せるのだ。

即ち僕が言いたい事は何か?

問題を問題にするから問題になる。

問題を単純ではなく複雑に捉えるから複雑な問題になる。

複雑な問題を複雑に深く思考するから答えが解らなくなり、答えという概念を出すことに抵抗が生まれるのだ。

人間は迷いたい生命体だからな。


君が初めから問題を観測すらしなければそこに"何の問題も無い"のだ。


という事で僕は大量の糞を脱糞した。

し終えてしまったのだ。

トイレにもう用はない。

その為、ケツをトイレットペーパーと言う紙で拭いてこの密室から出ようと思う。


はて?このトイレのドアを開け無い場合、このドアの向こうの世界は存在するのだろうか?

はたまた…


スッキリしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ