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星の瞬き  作者: スピカ
2/3

星の少女(自称)

そこにいる少女(自称:星)はにっこり笑っている。

「・・・え?」

思わず聞いてしまった。もう一度彼女はいう。

「だから、私は星なんですって。」

・・・・・・電波?

きっとそうだ。彼女は電波ちゃんなんだ。

一人で納得していると、

彼女は今度は不機嫌そうに

「聞いてます?」

と俺に問いかけてきた。

表情豊かだなぁ・・・

「いや、聞いてますよ・・・。」

聞いてはいる。

「私の名前はメリウスですよ。一斗さん。」

「・・・はい?」

名前・・・?

「俺の名前何で知ってるんですか?それにメリウスって━」

「なにいってるんですか?」

いきなり遮られた。

「え?まさか忘れてるんですか・・・?」

困惑しているようだ。

「一斗さん。忘れてなんていませんよね・・・」

涙目で聞いてくるが

「なにがですか?」

ほんとに分からない。

「だから!私の事とか・・・」

「はじめて会いましたよ?」

「・・・・・・」

もう泣きそうで少し震えている。

「・・・そうですよね。もう10年前の事ですもんね・・・。人間が忘れててもおかしくは・・・」

彼女・・・メリウスは小さく呟いていた。

「前に会いましたっけ?」

もう一度訪ねたがメリウスは

「いえ、私の記憶違いかもしれません。」

無理やりつくった笑顔で言っている。

・・・・会った事あるっけ・・・?

「えっとですね。星である私が人の姿で

地球(ここ)に来ているのは・・・」

そこで言葉が途切れる。

少し考えるようにしてからメリウスはいった。

「私が来ているのは、勉強のためです。

地球は栄えている数少ない星なので。」

思いついたように言ったのが気になったが、

一応理由としてはいいのかもしれない。

まぁ、彼女が星だったら、の話だが。

第2話目です。

すいません。投稿遅れました…。

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