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愛彩の旅  作者: 伊諾愛彩
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プレリュード

 大好きな世界を旅していたけれども、COVID-19なんていうウィルスのために旅人としての人生は終わってしまった。2020年に終わってしまった旅をただ茫然と眺める事しかできなかった。けれども、もう2023年だ。最初のころよりは旅はしやすい環境になったし、外国人が日本に戻ってきている。そんなわっほーな状況なのに、なんで、気持ちが高揚しないのか。


 それはね、コロナウィルスワクチンを打っていなくて、日本に戻るのがめんどいことになりそうだから、まだ外国に行けない。国によっちゃあ、ワクチンを打っているかどうかで入国できるかとか変わってしまうのでってのもあるけど、何かね、周りの意見に流されて、「ホイホイ打つのが嫌だった」と思ったから、打たなかった。

 

 周り、まぁ一般的には「みんな」って称されるものだけど、「みんな打ってるから打ちましょう」ってなる空気で打つのが怖くて、まだ打ててない。狂犬病か何かのワクチンはわざわざ税関の病院まで行って打つくらいの人間だから、別に注射が怖いはずじゃないのに、「みんな」が怖くて打ててないの。流されること、怖くない? まぁこういう同意を求めて、同調をもらっちゃって、それで新しい「みんな」をつくるのも怖い。反ワクチンというわけでもなく、「私が打ちたくない」そう思っただけ。家族はみんな打ったしね。それでいいじゃんって思ってる。


 そんな私、愛彩はまだそんな感じで旅には出ていけてない。ということで考えたんだ。

そうだ、今までにいった旅先を思い返して、旅を楽しもうと。行かなくても楽しめるほど、色んな国のことを見てきたじゃないか。そこから想像するのは、ゼロから想像するより容易だし、よりリアルに近い想像ができるはず。


 まぁそういう愛彩の旅。想像して文字にすることで進んでいく物語、はじまり、はじまり。


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