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妄想論

好みの増幅

作者: とびうお君

 いろいろ考えてみたが、私の言ってる事分かりにくいかも。信者じゃないが、きちんとそれなりの好みはあると。じゃ何故その程度でこんなランキングになってるのか?それについてすっきりするものが出来た。多分それは増幅高価だと思う。てこの原理と似たものかと。これで説明はつく。


 問題はその根拠はとなる。御免なさいと言っておく。明確な根拠は残念ながらない。ただ最近私以外にもこういう人5chで発見した。見てるアニメのラインナップを見たらネット小説のアニメ化に偏ってる。さぞかし熱狂的なと思っていたら最後に、他よりましだからこういう選択になってるとの言及があった。


 多分言わないだけで多くの人もこうなのと、後きちんと自覚出来てる人が少ない。だって好みは好みなんだから、それがどういう風に選択に影響を与えてるか?なんて真面目に内省する人なんて多分ほとんど居ない。後は以前から書いてるが、新しいタイプの作品が生まれたら一斉に偏ったように移動するのは、根本的には多分食傷感を持ってる。


 でもそれまでは移動しないのを合理的に考えると、だからって他のタイプを見たいわけじゃない。何度も書いてる消去法による、見たくないものよりましだから自然と集まってしまうとなる。好意そのものが増幅されるわけじゃない。本来消去法的な弱い選択だったのに、その選択自身が増幅されてるとなる。


 バブルと以前書いたが、実際バブル化してるのは好みじゃなくて、多分選択の方だと思う。そしてそれは次の選択肢ができるまでははじけることが無い。この点は好意や好みがバブル化してるように見えるが、選択自体はバブルと言うより多分必然だと思う。そのためはじけることが無い好みのバブルが発生してると。


 さて、ここからが重要なのだが、この移り変わるタイプは実際は重要じゃない。だが作り手としては、表面的なこのタイプの模倣しかなろうの作り手の大多数はできない。そうじゃない補助として、私はその移り行く中で変わらない好み、これを探ることで新しい作品の創造につなげてほしいと思って書いてる。


 将来間違いなくこの作り方じゃ行き詰る。多くの批判者が間違ってるのは、本当の問題が分かってない。自分が飽きてるって個人的感情を押し付けて正当化してるだけ。実際の問題は今の問題じゃない将来多分なろうはこのままじゃ閉じこん化する。次々に新しいタイプを作っていくためには今あるランキングの人気作の単純な模倣ではなく、これからこれまでの作品の流れから選択の増幅に惑わされない部分の好みからきちんと作っていくべきだ。


 ちなみにそれはどういったものか?と言うと良く分からない。私もこれ困ってる。以前書いた制御欲求とか俺TUEEEが共通するものだろう。ざまぁは?あれに関しては俺TUEEとかにつながってるだけで物語の構造にすぎない。物語の型として、ざまぁや勧善懲悪は俺TUEEと絡めて作りやすいのだろう。


 ざまぁと勧善懲悪が似てるのは、悪や敵がいったん誰かに悪さしないと始まらないってのがある。この後成敗する形がかなりなろうは多いだろう。それが自分じゃないのが勧善懲悪には多くて、その被害者が自分なのがざまぁかと。後はこの上げ下げする構造が王道の面白いパターンだという事なのだろう。


 私が見る限り物語の選択しがそう多くないので、俺TUEEEや制御欲求に付随するものでしかない。選択肢が少ないので多分他の物語は作られない。というか作れない。なろうにおける爽快感ってのは、爽快感全般の中でそれが生じる原因が特定されるってだけで、そのため確かに爽快感がなろうの作品には求められてるのだが、炭酸飲料で言われる爽快感って言葉となろうの爽快感の原因となるものが同じであるわけがない。


 爽快感は求めているものと言うより結果としてそういう感情が生じるってだけだろう。


 過去にもっといろいろ書いてるのかもしれないが、ここで重要なのはこれは現代ものでも問題ない点。なのにそうじゃないって点で、ゲーム文化のシェアワールドを第一にしたが、それよりも重要なのは非現実的であるって点になる。その点で女性向けはあまりにも違いすぎる。現実的とは言えないのかもしれないが、男性向けよりはよっぽど恋愛カテは現実的な世界観だと言い切れる。


 シェアワールドの最も重要な点は、何故なろうの異世界は中世欧州風なのか?これだけになる。非現実的要素がふんだんに盛り込まれるのはシェアワールドとは関係ない。何故非現実的要素が関わる俺TUEEEなのか?はちょっと難しい。私がこれだと思ってるのは、ネタつまりが起きにくいだと思う。


 これは確信がある。なろうのランキングを見れば一目瞭然だが、多くの作品は個性的な非現実的な能力を作家独自に絡めた物語を作ってる場合が多い。物語の目的がはっきりしてて、皆同じ物語を作るが、大半細かく見ると被った物語に見えない。それはその部分で大半の作品が差別化を図っている。


 なんというか、目的のための手段を多様に作るには非現実的要素の能力じゃないと無理。これだと見ている。その証拠に世界観自体はあまり重要じゃないのは、VRMMOやローファンタジーダンジョン物も普通に数多く存在するから。じゃ何故そっちでダンジョンや異世界要素を排除してローファンジーが増えないのか?ここがポイントになるかと思う。


 この点は正直シェアワールドだろう。異世界で作られた部分を無理やりローファンタジーに持ち込んでいるため、そのまま異世界で作った方が圧倒的に作りやすい。明らかにニッチだと見える。非現実的な能力が重要であって世界観は重要ではないが、シェアワールドが邪魔をするので、ローファンタジーは発達しないって所だろうか。


 ただ他にもいくらでもあると思う。私が過去書いた暴力的で野蛮な世界観と相性が良い。現代日本の安定的な社会構造はその点邪魔だと言える。ただそこが絶対じゃないのは、重要なのは非現実的要素の絡んだ能力であり、そのため、それさえあればちょくちょくローファンタジーでも展開されるとなる。


 増幅自体は、私はなろうに限ったものじゃないと思う。こういった増幅はなろうだけじゃなくて、大衆的な人気投票はほぼ似たような性質になると書いてる。その中でなろうだけの特殊要素は、文字とシェアワールドだと書いた。ただし、シェアワールドについては、その中身が違うなら創作物においては似てくると思う。内輪だけで分かってて説明を省略しがちになるものってなる。それはなろうだけじゃないだろう。


 後以前書いた手に取りやすさは、これこそが、すべての大衆的人気投票に共通すると思う。その点私はAKBなどの人気投票は質が違うと思ってる。AKBなどはファンと選択者がほぼ一致してると思う。あれはコア層投票で私が上げた小背うう精鋭ランキングと似てると見てる。じゃAKB人気が全国化したのは?


 これちょっと古い話になる。今コロナで決定的なダメージを受けて落ち目になってるらしいので。そもそもその前から乃木坂などに押されて本家が下火になってるのは見てた。


 根本的に違うのは、人気投票に資格が存在して、不当的多数の人間が参加できない点にある。CDの売上だろう。なろうもその点アニメと小説が乖離してる部分があると思う。配信などは似てるが、アニメの評価サイトなどではまず上位に来ない。この点評価サイトはゆがんでるのは書いてるが、それだけじゃないと思う。


 その点が選択すると言う行為が好みの反映を必要以上に増幅する原因になってるのだと今回書いてきた。アニメの視聴者は小説を読んで直接択したわけじゃない。だから彼らになろうのランキングについてとやかく言ってほしくないんだ。なろうの読者は皆選ぶ苦労をしてるんだ。そこのところが全く分かってないのに、なろう読者を馬鹿だあほだとか底辺だとか好き勝手いってるのだ。


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