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小噺詰め合わせ  作者: 宮田カヨ
21/21

ついに上げたあれを収納したこれ(昼寝)

ジェンイラで女×男でオメガバ(α×Ω)

※少しだけ手直ししてます。

 オメガの性別を持つものは、男女問わず月経がくる。アルファの性別を持つものは、男は勿論だが、女であっても月経が来ないまたはほとんどないものがいる。

 イライジャは第一に性別は男性、第二の性別はオメガだ。

 今日一日、イライジャは学校へ来なかった。課題やら伝達事項やらを引っ提げ、ジェンシャンはバスに乗り、イライジャの家へと向かった。

「おじさん、こんにちは」

 出迎えてくれたのはイライジャの父親だった。

「ジェンシャンちゃん、来てくれたんだね。ありがとう」

「いえ。課題と配布物渡しに来た感じで……」

「そうかい。もしよかったら上がっていってくれないかい? あの子もきっと喜ぶだろうから」

 もとよりそのつもりだったが、それを口には出さない。

「イライジャ、入るぞ」

 ベッドの上では、イライジャが掛け布団とブランケットに包まっていた。

「……ジェンシャン?」

「おうよ、あたしが来たぞ」

 ベッドに腰掛け、具合どうだ、と聞けば、大丈夫、ととてもそうは聞こえない声で返された。

「ジェンシャン来てくれたの、嬉しい……」

 真っ青な顔で、呼吸も苦しそうだ。足や腰に襲いかかる鈍痛、頭痛もあるのかいつものおしゃべりは顔を出さない。兄も、イライジャと同じような症状になる。

 オメガの性別を持つものなら男女問わずくる月経、ベータの性別を持つ女性にもやってくる。

「やっぱ、痛えのか?」

 女ではあるが、アルファの性別をもつ自分。孕ませる側に特化した自分には不要な臓器は、機能していない。だから、イライジャの痛みは理解できない。

「……ジェンシャン。お願い、あるんだけど……」

「なんだよ」

「……背中、撫でて? 隣で、一緒に寝て……ほしいの、その……」

「いいよ、やってやんよ。そっち詰めて?」

 イライジャは体を動かし、ジェンシャンは空いた場所に寝転んだ。背中を撫で、痛みを取り除こうと手を動かし続けた。意味のないことだと、薬の方が効果があることはわかってはいた。

「……ねえ、ジェンシャン」

「んだよ」

「少し寝ようと思うんだけど、起きた時、そばにいてくれる……?」

「お前が望むなら」

 さっさと寝ちまえ、と背中を撫でると、イライジャは胸に顔を寄せる。

「……ジェンシャン」

「んだよ」

「……その、このままでいていい?」

「あたしの貧乳でよければ貸してやるよ」

 イライジャは笑い、目を閉じる。

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