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小噺詰め合わせ  作者: 宮田カヨ
18/21

#お題ガチャ #もだもだガチャガチャ

ついにあげたあれを収納したこれで存在しない記憶

心緒より、フィデーリタース×ニュイ・リッテライ(ナハト・ジェニングス)

使用ガチャ→ https://odaibako.net/gacha/5573


二人で星空を見上げ、染まった頬を気取られないように隠すニュイ

#お題ガチャ #もだもだガチャガチャ

 星を見よう、イノセンスと交わした約束を果たすためにニュイたちは外れにある原っぱに来ていた。

「さっむ……元気だね、お前」

 シュティレは手を擦り合わせながら面倒臭そうにイノセンスに言う。イノセンスはシュティレの腕に抱きついて夜空に散らばる星を指差す。

「ヴォルカニック! 人参! 望遠鏡の用意できたぞ!」

 フリューリングが望遠鏡を用意し、アールツトがイノセンスを呼ぶ。こいつのこと人参って呼ばないで、とシュティレが注意をしながらイノセンスを連れて望遠鏡の方まで連れて行った。

 ニュイはフィデーリタースと共に少し離れた場所にいた。ニュイは騒ぐ四人を見て笑っていた。

 ようやく全てが終わって、こうして星を見たり平和に過ごすことができて。

「……本当に、長かった……」

 監視はあるもののこうして日常生活を送れて、傷つけた人への償いを探していける。そして隣にいる愛しい人間と幸せになることを許された。

 顔に熱が集まる感覚に、ニュイはマフラーを鼻まで上げた。

「……ナハト?」

 それに気づくフィデーリタース。腰まで届いていた長い髪は切ってしまったせいで肩に届くか届かないか、その程度の長さしかない。

「……なんでもない」

 顔を見られたくない、と顔を背ければフィデーリタースの指がニュイの頬に触れた。

「……顔が赤いです」

「……寒いからだ」

 情けないから頼むから見ないで、とニュイは顔を背けた。

「……ナハト」

「……なんだ?」

「……どうかこの命尽きるまで、そばに置いてください」

 もう二度とあなたを傷つけませんから、とフィデーリタースは言う。ニュイは背けていた顔を元に戻し、顔を隠していたマフラーも外す。

「……勿論だ。ずっと、そばにいてくれ」

 フィデーリタースの手を取り、ニュイは言う。

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