表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小噺詰め合わせ  作者: 宮田カヨ
16/21

#お題ガチャ #こんな二人がいればいい

心緒より、フィデーリタース×ナハト・ジェニングス(現パロ)。

使用ガチャ→https://odaibako.net/gacha/3417

281.ナハトの手料理は意地でも全部食べるフィデーリタース。うっ、裏面全部焦げてる…お、お、美味しい、よ…。

#お題ガチャ #こんな二人がいればいい


「だからあいつにあれほど和食以外作らせるなっつったろ」

 アールツトは腹を押さえながら横たわるフィデーリタースに向かって言った。ほれ水飲んどけ、と渡せば、ありがとうございます、とフィデーリタースは言って、起き上がるなり急いでそれを飲み込んだ。

「まさかホットケーキでああなるとはな。まあ、あいつケーキ凍らせた前科あるし」

「 ……冷凍庫を使用して?」

「いいや、使ってない」

「……なぜ?」

「さあな、俺のそばにいなかったしわかんねえわ」

 そうですか、と再び横になるフィデーリタース。

 ナハトがホットケーキを作った。いったい何を入れたらそんな色になるんだ、という色をさせて、裏面は全て焦げていて。味ははっきり言って不味いの一言に尽きた。だが、フィデーリタースはそれを全部食べた。

 ナハトが作ったものは残せない、と言って。

「ま、今は休んどけよ。うまく言っといてやるからよ」

「……感謝します。アールツト」

 なんだかんだで惚れてんな、アールツトは思う。

 ナハトがこの男を連れて帰ってきた時は驚いたし、惚れたと聞いた時にはもっと驚いた。しかし紆余曲折あって二人が恋仲になって、ナハトがそれで幸せならとアールツトは二人の仲を認めた。

「ま、今度からあいつの失敗した飯はお前が食う係な」

「……少しは手伝ってください」

 フィデーリタースは深く息を吐く。アールツトはそんなフィデーリタースを見ながら大きく笑った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ