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上限解放で至れる最強  作者: 真のユウ
プロローグ
9/69

№9

凛と二人で妹の病院に向かうが会話は一切無い。凛は俺に何か言いたそうにしているが、縁了しているのかそれとも言う勇気がないのか、話しかけてくる様子はない。


そんな様子のまま俺等は妹の病室前に着く。


今日は凛が来てるため妹は喜ぶだろうと思い扉を開くが、中には妹の姿がなく、焦りながら近くを歩いていた看護師さんに妹のことを聞くと、外に出てみたいということで屋上に行っていると言われ俺は安心する。


もしかしたら橘が何かしてきたのかと思ったが、そういうことでよかった。


妹が自ら外に出てみたいと言ったことに俺はうれしくなった。絶対に癒える傷ではないが着々と回復はしていることで泣きそうになるが、今日は凛がいるため泣かないように我慢する。


そして俺と凛は屋上に向かう。凛も妹が自ら行動し始めたことがうれしいようで歩く速度が速い。


屋上に着くとそこは一面人工芝で出来ており多くの人が会話を楽しんだりしている。


そんな中にフラフラ歩きながらいる妹を見つけ二人で駆け寄る。そんな二人に気が付いたのか妹は笑顔で手をこちらに振ってきて、そんな妹の様子をみて久しぶりに笑顔を見た気がして、自然に俺まで笑顔になる。


凛が俺よりも早く妹の元に駆け寄り抱き着いて泣いている。そんな凛の様子を、妹は困惑しながら俺に助けを求めるように視線をこちらに向けてくる。


俺はそんな状況に割って入りたくはないため、ごまかすように妹に笑みを向けてうなずく。そんな俺の対応で観念したのか、妹は凛の頭と背中を撫で始める。


凛は5分ほど泣いた後落ち着きを取り戻し、そのまま二人は話始める。俺は二人の邪魔をしないように離れたところから二人の様子を眺めている。


俺自身妹のために何もしてあげれていないけど、ここまで回復してくれて嬉しく、さっきは我慢していたけど今は大丈夫だろうと涙を流す。


そして久しぶりにほのぼのとした日を過ごし、帰るときに妹は悲しそうな表情をしたがまた明日来るからと約束すると笑顔で返事をしてくれた。


それからも何回か凛と二人で妹の小見前に行っていたある日、何度か考えたがそんなことは起こるはずはないだろうと思っていた最悪の事態が起きた。




凛と俺、妹の三人でいつものように屋上で楽しく会話をしているとき、妹がの敵である橘がやってきたのだ。


口元に笑みを浮かべながら...


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