いざ! サンサンランドへ
出発の日。
俺としたらイヤイヤ行くことになったプールだが、いざ行くとなると気になってインターネットで検索してしまった。
『サンサンランド』
都心部郊外にあり、今年で設立35周年を迎える。
1日平均的利用者数3500人。(前年比108%越えらしい)
メインアトラクション。
・流れるプール(ずっと同じ場所グルグル回るやつね)
・波がくるプール(ん?どういうこと?人工的に波を起こすってことか?)
・飛び込み台5m〜(……。触れたくない)
・改装版ウォータースライダー(今回のメインな)
というのが、昨日寝る前に俺が調べたサンサンランドについての情報だ。
「動画見ると人の数すごかったな、流れるプールのはずなのに人が多すぎて流れてるのかどうかもわかんなかったからな。ま、無難にこれがメインだと俺は助かるんだが……」
そうこうしているうちに家を出る時間だ。
待ち合わせは駅前に9時だったな。
今は8時40分、頃合いだろう。
「そういや昨日は深雪と東條さんにあんな勘違いしたこと言ったからな……気まづいな」
俺は昨日のやり取りを思い出しながら重い足を駅へとむけたのだが。
「かずちゃん遅〜い みんなもう着いてるよ」
「一ノ瀬くんおはよう 今日はプール日和だね」
と深雪と東條さんが笑顔で迎えてくれた。
「お おはよう二人とも早いな。透と委員長は?」
二人に会ったら気まづい空気が流れるんだろうなと思っていたのだが、全然そんなことは無く、むしろ二人とも笑顔だ。 一安心。やっぱり夏は女の子を解放的にするってのは嘘じゃないんだな(某雑誌参考)
「おう和樹!遅かったな。ほら、切符買ってきたぜ」
「おはようございます一ノ瀬くん。女性陣の切符は私が買ってきました。さあ参りましようか」
俺が到着する間に透と委員長がサンサンランドまでの切符を買ってきてくれた。
サンサンランドまで電車で1時間40分。最寄り駅からバスで20分。
結構遠出だ。だが、車内の俺たちは時間を忘れたかのようにおしゃべりをしていたので現地に着くまでは、あっという間だった。
「やってきたぜー サンサンランド! みんな早く行こーぜ!」
透は子供のように(高校生は十分子供だが)小走りで入口へと向かって行った。
なんだろう? なんか叫び声?みたいなのが聞こえる気がするが?
入口に近づいていくごとに声ははっきりと聞こえるようになる。
「キャーーー」
え?悲鳴?
ちょっと待て。あれなんだ?
バスを降りたときから気になっていたのだが、近づいて行くごとにその正体が鮮明になって見えてきた。
あ あれが新作ウォータースライダーってやつなのか?……。
入口からすでに嫌な予感に苛まれる俺だった。
もっと早く投稿したかったのに……
すでにセミも鳴いていますね
ここから夏本番!
夏風邪ご用心です




