次女が美少女？
次女登場シーンです
勢いよく廊下を走ってきた音が俺の部屋の前で止まる
「かず兄！ 英語のノート買ってきてって言ったよね？ 何処にあるの？」
「柚季 リビングのテーブルの上に置いておくって言っただろ？よく探せよ」
「聞いてないし！ なにその態度？何様？かず兄のくせに！」
おい妹 かず兄のくせにってなんだよ？ 和樹兄ちゃんは言ったよ？昨日ちゃんと、電話台の引き出し
に入れておくって しかも二回も お前そん時何してったっけ？ずーーーっとスマホ弄ってたよね？
「かず兄 今頭ん中で余計な突っ込みいれてたよね？」
俺はぶんぶんと頭を振って否定する
プロフィール紹介
こいつは、次女のゆ…… ぐふ
「いい！ かず兄に私の紹介してもらいたくないし 自分でやるから！」
◇一ノ瀬 柚季（16） 高一 スリーサイズは…… 言うわけないでしょ！夏姉が化け物なの！
特技は走ること 陸上部の若きエースで、一年生にしてみんなからは期待の星と呼ばれてるわ！
成績は当然上位よ！スポーツ万能、成績優秀な超美少女ね！
彼氏？ そんな特定の男なんか興味ないわ！全員ひれ伏しなさい！
将来の夢は逆ハーレムを作って頂点で高笑いすることよ！
おい 柚季 お前も姉と同じでとんでもねー 勘違いやろーだよ
！マーク多すぎだろ スポーツ万能、成績優秀までは許そう 確かに柚季は俺たち兄弟の中でも運動神経はズバ抜けているし、成績も前回の中間テストで上位だったさ でもさ、自分のこと超美少女って言う？
全員ひれ伏しなさいって何？確かにお前のクラスちょっと気になってチラ見したら、机の上に踏ん反り返って腕組みしたお前の足元に男子が何人かひざまずいてたけど、何してたの？女王様ごっこ？
しかもとどめが、将来の夢が逆ハーレム作って高笑いすることって、マジ意味わかんねぇ！
「ふん！ わかったらさっさと私の為に朝ご飯作りなさい！かず兄のくせに！」
柚季は偉そーに捨てゼリフを残して部屋から出ていった
つか最初の質問に答えてやったのに無視かよ
お前のせいでだいぶ時間ロスだよ！
「なんて言ってる場合じゃない！ マジで急がねぇと」
慌てて布団を畳み、カバンの中身を確かめて、さあ朝ご飯作らなきゃ！と思ったところで
トントントントンと静かな音で歩いてくる足音が一つ
残りは、三女しかいないな
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