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憂花の日記  作者: 天青


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5/11

なにかしなきゃ

2021年11月1日


 今日は朝起きてから何もしてない。いつものように外でボーっとする1日。友達に連絡しても一向に返事がない。どちらにせよ、友達は学校に行っているだろうから会えないんだけど――


 頬杖を立てて、地面を眺めようとしたら、昨日の顔の怪我がまだ痛くてすぐにやめた。


 なにもしないっていうのは結構つらい。頭の中でぐるぐると嫌なことを考えてしまって、気分が落ち込む。現に今、日記を書いているのだけど、これにはなんの意味もない。やることがないから書いているだけ。感情の行き場がないから、紙に書いて少し出しているに過ぎない。


 なにもしないでいると将来が不安で仕方がない。だから何かしなきゃって思うんだけど、そう思うのは何もしたくないっていう感情に必死に語りかけているだけで体は動いちゃくれない。


 感情なんてなくなればいいと、何度思ったことか。感情さえなければ、痛みも悲しみも苦痛も全部感じなくて、ロボットのように動くことができるのに――


 そうすれば――お母さんに暴言を吐かれようが、あいつに殴られようがなんとも思わなくていいのに――


 あいつの目、いつも怖い。蛇のように鋭い目。いつ見ても気味が悪い。でも、お母さんには言えない。お母さんに嫌われたくない。相談できるのは友達だけ。


 考えれば考えるだけ、将来が不安になる。


 なにかしなきゃ、なにかしなきゃ、なにかしなきゃ――


 いや、痛みを感じ、上手くいかないからこそ人生は楽しいのかもしれない。ふと、その言葉が頭をよぎった。後ろばかりを向いてちゃいけない。


 散歩でもしながら、今後のことを考えようかな。


 

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