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憂花の日記  作者: 天青


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競争

2021年12月20日


 気分転換に外に出てみた。


 車が何台も走っていて、うるさいと感じた。でも、不思議と車が走っていく姿を見ていた。他に見るものが無かったからだろうか――


 そこは3車線で車を抜いたり、車に抜かれたりしていた。

 

 私はまるでレースだと思った。速い車はずっと速くて、遅い車はずっと遅いの。当たり前だけど、速い車のほうが当然速く道路を渡る。遅い車はどんどん抜かされて、なんだか惨めに見えた。


 どうしてだろう? 私は人間と重ねてしまう。人間も毎日レースをしている。誰かを追い抜こうと必死で走る。前に進もうと必死に走る。疲れを知らないのだろうか?


 いや、確実に疲れている。自分でもわかっているだろうに――


 それでも人は走る。疲れや苦しさを良いものだと信じて、ゴールの見えない真っ暗な道を走る。


 汗を流し、涙を流し、血を流し、心までも流して――


 車だっていつかは壊れるのに、自分は壊れないって思ってるの。


 何のために走ってるの? きっと聞いても、ありきたりな答えしか帰ってこない。


 私はみんなと逆を走るの。だってそうすれば、私は一番になれるから。


 

 

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