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53歳 一人暮らしオジさんの マジメな独り言  作者: 合高なな央


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はじめに


 人生というやつは、どうにもこうにも、厄介で、そしてやけに騒がしいパズルみたいなものだ。


 どこかの古いレコード店で、埃をかぶったジャズのLPを見つけるみたいに、僕は今、自分自身の中にひっそりと隠されていた「人生についてのマジメな記録」という名の箱を開けている。この箱の中身を、インターネットという、誰もが泳いでいる情報の海にそっと流し出す。それは、ちょうどボトルに手紙を入れて海に放つような、どこかロマンチックで、どこか無謀な行為だ。


 しかし、これはただの公開ではない。


 この、「世に出す」という少し風変わりな行動こそが、僕自身に客観的なフィードバックという名の、予想外の角度から飛んでくる変化球を投げてくれると信じている。脳みそが、普段使わない回路をビリビリと刺激されて、「なるほど、そういう手で来たか」と驚く。その刺激が、固くなっていた身体や、少し錆びついていたメンタル、神経、そして血管の隅々まで、柔らかいオイルを注ぎ込んでくれるんじゃないか、という、ちょっとした企みでもある。


 この、一風変わった試行錯誤を通じて、自分がどんな人間なのか、どんな歯車で動いているのかという「自己理解」という名の、巨大な建物の設計図が、もう少しクリアに見えてくることを期待している。


 もちろん、この考えは、明日の朝食のメニューみたいに、突然変わるかもしれない。その時はまた、しれっと書き直すだろう。


 ただ、今のところは、通りすがりの誰かからの、議論やディベートという名の投げつけられた石は求めていない。これは、誰もいない夜の公園のベンチで、自分自身とだけ交わすための、静かな内省の記録なのだから。

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