001 まえがき
私がなろうに登録してから半年ほど、初投稿からもしばらく経った。
まだ初心者ゆえ、自分に合った文章や作風を模索している段階であり、ジャンルも一定しないが、やはり「小説家になろう」に投稿するならば、ファンタジーは外せないだろう。
なろうはファンタジーが多い。いささか語弊はあるが、他のジャンルは例えるなら空を駆ける一筋の流れ星……じゃなくて、魚屋で売っているワサビや大根みたいなものかもしれない。あれば買ってゆく人もいないことはないが、やはり客のほとんどは魚が欲しくてやって来る……少し極論だろうか。
まあそれはいい。さて、しつこいようだが私は初心者だ。一からオリジナルのファンタジー世界を創造するような知識はない。また、あったとしてもそれが読者に受け入れられるかは別問題なので、何でもかんでもオリジナルならいいということもない。
よって、過去の作品を参考にして書くことになる。それはギリシャ神話やアーサー王伝説をはじめとした各地の物語であったり、歴史の本であったり、他の小説であったり、あるいはRPGだったりするわけだが……これらを読んで、というか主にゲームをプレイしてて、ふと疑問に思うことはないだろうか。
なぜ王様は旅立つ勇者に銅の剣と小銭しかくれないのか?
なぜ+2の武器のほうが+1のより安いのか?
なぜワードナの迷宮では超レアな支えの盾ことシールド+2が、ニルダ寺院の廃墟では大量に出てくるのか?
ここでは、そんな素朴な疑問に対して、考察の真似事というか妄想をテキトーに書きなぐっていきたい。気が向いたら過去に読んだ本やプレイしたゲームの感想や思い出話なども書くかもしれない。
ネタに詰まったときの気分転換ともいう。
むろん所詮は素人の妄想だ。おそらくほとんどは既にどこかで誰かが言っていることで、読んでも時間のムダにしかならないと予め警告はしておく。
が、物好きにもこれを読む気になった暇人のあなたなら、暇をもて余しついでに自分なりの考察をしてみるのも一興であろう。あれこれ考えるのは頭の体操になるというし。
この駄文があなたの想像力の刺激になれば幸いである。