回文短歌風
泉の屋美しい声歌謡う田植え恋しく痛夜呑み吸い
いずみのや うつくしいこえ うたうた(う たうえこいしく つうやのみすい)
春霞西白雪の川辺りへ若の木揺らし死に身縋るは
はるがすみ にししらゆきの かわべり(へ わかのきゆらし しにみすがるは)
悔い残し涙流るる過去厭い焦がるる彼方孤し児の逝く
くいのこし なみだながるる かこいと(い こがるるかなた みなしごのいく)
春たてば花とや見らむ鶏冠朱里村宮戸名は果てたるは
はるたてば はなとやみらむ とさかあ(か さとむらみやど なははてたるは)
花兄の眼澄む村雨に身が清き神に召さらむ娘の池か
かけいのめ すむむらさめに みがきよ(き かみにめさらむ むすめのいけか)
一嵩の闇とっぷりと変わりおり若鶏ふっと宮之阪飛び
ひとかさの やみとつぷりと かわりお(り わかどり ふつと みやのさかとび)
感動の湯船浮く品奇異の目の粋な時空ね冬の饂飩か
かんどうの ゆぶねうくしな きいのめ(の いきなじくうね ふゆのうどんか)
才試しギターあっさり爪弾く日祭りさツアー抱きしめたいさ!
さいためし ぎたーあつさり つまひく(ひ まつりさつあー だきしめたいさ)