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2層突入です。

 ボス部屋の扉をくぐるとそこには2つの階段がありました。片方が下の方にもう片方が上の方に伸びています。


「見たら分かると思うけど、下の方の階段を下っていったら2層に到達するね。逆に上の方の階段を上っていったらダンジョンから出ることができるよ。途中離脱っていうことだね。完全攻略ではないけど、これまで獲得したドロップ品を持ち帰ることができるね。まあ僕達は今回それを全く回収してないわけだけど。」


 え?ドロップ品ってあったんですか!?なんか皆さんがあっという間に部屋を出ていってしまっていたので全然気づきませんでしたよ。


「1層のドロップ品なんてたかが知れてるだろ。ドロップ品は3層で集めればいい。」


「なんだ、今日は完全攻略をするつもりなのか?」


「そりゃそうだろ。ルナも結構強いし、それに3層行かないと俺たちが本気出せないしな。それより早く2層行くぞ。」


「おお!いいな。3層まで行くのは久しぶりだから楽しみだ!」


 二人は勝手に話を終えると階段を下りていきました。……まあいいんですけどね。どちらにしろ行けるところまで行ってみたかったですし。


「勝手に二人が決めてごめんね。もし戦いたくなかったらそれでもいいからとりあえず2層に行こうか。」


「いえ、普通に戦いますよ?勝てなさそうだったら逃げるかもしれませんが。」


「ははは!それでも大丈夫だよ。」


 2層に降りると体が少し軽くなったような感じがしました。目に前には変わらず扉が口を閉じています。


「2層も大して変わらないよ。変化はちょっと魔物が強くなるくらいだね。とにかく魔物を倒しまくってボス部屋まで到達して、ボスを倒せば勝ちだよ。」


「なら簡単そうですね。」


「お!じゃあまず1層と同じようにルナからやってみるか。」


「えっ!?」


「応援してるぞ!ルナちゃん頑張れ!!」

「危なさそうだったら逃げても大丈夫だからね。」


「……はい。」


 逃げ道がなくなりましたね。まあじゃあ行ってみますか。


 扉を押すと重い音がしながらゆっくりと開いていきます。そして部屋が完全に開ききったところで部屋の中が照らされました。大きさは1層の部屋よりも少し大きいくらいです。


 そして私が部屋に入った直後、部屋の中心にモンスターの大群が出現しました。種類は……え?なんか竜のバッタものみたいなのがいるんですが?あれってワイバーンでは?


 しかもしっかり飛んでくるじゃないですか!!それだと使える魔法も限られてくるじゃないですか!


「サンダーバリス・オクタ!!」


 80本の雷の矢が私の周囲に浮かび上がり、その魔法のうち半分をまっすぐ空中に放ちました。


 ……うっ!?魔法の制御が……!!


 魔法の制御が乱れて途中で上空に飛ばした魔法がまっすぐ天井にぶつかって消えてしまいました。地上のモンスターを倒しきることはできていましたが。いや、一番やばいのを止められてないんですけどね。


「やばやば。……フラッシュ!!」


 耳をつんざくような悲鳴を上げて空中でワイバーンたちは停止しました。……ふう、視覚に対する攻撃が有効かどうかが分からなかったのでこれまで使いませんでしたが、どうやら大丈夫だったようです。


「爆属性魔法 ブラストチェイン!」


 中心のワイバーンが爆発し、それに連動するようにワイバーンすべてが吹っ飛びました。そして煙が晴れると、そこには口を開けた扉だけが残されていました。


 他の派生属性の魔法と違い、爆属性は決まった形がありません。ただ放出した魔力が爆発するだけなんですから。無理やり矢や槍の形に押し込もうとしても、たいていがそのまま爆発して終了です。……だからこの魔法は苦手なんですよ、私。


「おっ、ちょっと苦戦気味だったか?」


「まあそれでも十分速い。ワイバーンのことをあえて事前に教えていなかったのに、即座に対応できてたし文句はない。」


「本当にすごいね。2層は大抵の冒険者が苦戦する所なのに。準備が悪いと死んでしまうこともあるんだけどね。」


 へぇー、そうなんですか。……今更ですがポーションとかまったく買ってきていませんね。まあ、私個人の話で言えば、1日魔力を放出していてもなくなることはない段階まで来ているのでマナポーションはいりませんし、吸血鬼なので普通のポーションもいりませんが。それにもし皆さんに何かあっても私一人でも少しだけなら何とかなりそうですし。吸血鬼っていうことが一瞬でばれますが、まあしょうがないですよね。


「よーし、今度はちょっと趣が変わっているが、競走するか!!」


「もちろんだ。まだこいつら程度なら私の方が速いぞ!!」


 ……お二人は相変わらずですね。まあ2層も正直消化試合になりそうなので早いほうがいいんですけどね。

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