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え!?もうCランクですか!?

 ……はーい、目が覚めました。昨日はなんだかんだ楽しかったですね。誰かと一緒に外に出たのはお兄さん以外では初めてでしたから。それにダンジョン巡りも興味深かったですよ。早くいってみたいですね。


 ……え?起きろって?いやー、それは難しいですね。この体勢から少しでも動こうものならきっとすぐに体が悲鳴を上げることでしょう。だってこれまでとんでもないもやしっ子だったんですよ?私。剣は振れないのでひたすら魔法の練習をしていましたが、魔法の練習では体はほとんど動かしませんからね。


 うー、嫌だー。なんで筋肉痛なんかになるんでしょうか?本当にやめてほしいですね。魔法があるくらいなんですから筋肉痛を治す魔法があってもいいじゃないですか。でもなぜか筋肉痛には回復魔法が効かないんですよね。

 ソースは私。この一週間で何度か筋肉痛っぽくなりましたが、回復魔法では治りませんでしたから。


 でもそろそろ起きないとお母さんが部屋に来てしまいますね。早く起きないと……。


 ……よし、ゆっくり体を動かしましょう。そうすれば筋肉痛もそこまで感じないはず、きっと。いえ、本当にそうかは分かりませんがね。


 ……おや?おやおや?全然痛くない……?え?マジですか。昨日がいつも以上に動き回っていたのに筋肉痛が全くしませんよ?

 もしかして私気づかない内に体もつよつよになってたりします?いやー、困っちゃいますね。優秀すぎませんかね、私。


 おっとそんなこと言っている場合ではありませんでした。朝ごはん食べに行かないと。


「ルナちゃーん?起きてるー?」

「起きてます!」


 危ないところでしたね。恐ろしい目に会うところでした。



 さーて、やってきましたよ冒険者ギルド。昨日のおかげで結構モチベーションもらいましたからね、今日からもっと頑張っちゃいますよー。

 冒険者ギルドに入っていつも通りにソフィアさんの所に行きます。うーん、少しづつ注目が外れてきていますね。いいことです。私はそこまで注目されずに、でも仲がいい数人と一緒に行動したいんです。……まあまだ全然見つかっていませんが。


「おはようございます、ソフィアさん。今日はどんな依頼がありますか?」

「おはようございます。そうですね、今日は重要な依頼をあなたに頼みます。」


 お!?重要な依頼ですか?いやー、そこまで頼られるようになってしまいましたかー。


「このゴブリンの集団の討伐です。昨日発見されたので今日中にお願いしますね。場所は西のダンジョン凋落の墓所の近くです。ちなみにこの依頼はCランク向けのものですね。」

「へぇー、そうなんですか……、え?今なんて言いました?」

「ですからこれはCランク推奨の依頼です。」


 あれ、おかしいな。まだDランクなんですが、私。


「この依頼が達成されたらルナさんのランクがCランクに上がります。まあつまりはCランクへの昇格依頼ということですね。」

「え?ちょっと待ってください?つまり私は今日中にCランクに上がれるということですか?」

「依頼が達成されたらの話ですけどね。まあなので頑張ってください。」

「分かりました!では早速行ってきますね!」


 よーし、秒で終わらせてあげましょう!


「あ、ちょっと待ってください。その前に一つだけいいですか?」

「……なんでしょう?」


 むう、勢いがそがれてしまいました。でもまあソフィアさんの話ならいいでしょう。


「一昨日スライムを倒した場所について教えてもらってもいいですか?」

「スライムを倒した場所、ですか?……確か、ここに一番近い門を出てすぐの所だったかと思いますけど。」

「なるほど、そこらへんですか。……分かりました、ありがとうございます。引き留めて申し訳ありませんでした。」

「いえいえ、では行ってきます。」


 ゴブリン程度、すぐに蹴散らしてやります。



「ソフィア、今ちょっといいか?」

「はい?」


 ルナさんがルンルンと言った様子でギルドから出ていった後、すれ違うような感じでギルマスが外から帰ってきました。何か要件があるんでしょうか。


「ちょっとギルド長室に来てくれ。」


 ギルマスに連れられて最上階のギルド長室に来ました。


「一昨日の話の続きだが、確かルナがスライムから攻撃を受けたとかっていう話だったな。」

「はい、そうです。雷属性魔法をスライムに放ったら帯電したらしく、そのスライムに触った途端に体から焦げるようなにおいがするほどの攻撃を受けたとか。正直私の知っているスライムではありませんね。少なくとも上位種、もしくは最上位種である可能性も捨てきれませんね。」

「そうだな。私もまったく同じ感想だった。そしてだな、この核についてだがようやく鑑定ができた。」

「……鑑定とはそんなに時間がかかるモノでしょうか?」

「いいや、かからないさ。だが最初の鑑定ではただのスライムとしか出てこなかったんだよ。だから魔王城に行って解析鑑定をしてもらってきた。」


 そこでギルマスは一度話を切り、ポケットの中から例の核と一枚の紙を出してきます。


「これを読んでみろ。それがこの結果だ。」

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