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「殲滅の章」Ep.7 「カナト」

奏人は考える。何故自分がレベロより優先すべき敵なのか。何故白髪なのか。

天月に拐われてからおかしい。天月は自分に何をしたのかもよくわからない。覚えているのは加賀知と黒澤彩那と出会ったことだけその他はまるで覚えてない。

メイド「失礼します。本日から黒井様に使える「寺宮」と申します。よろしくお願いします」

奏人は少し驚きつつもメイドの人に挨拶した。まさかこんなに可愛い人が自分の担当だとは思っていなかった。

奏人「あー...えっと...メイドさん...僕の呼び方普通に黒井でいいですよ...」

慣れない様付けは少しばかり苦しいものだ。

寺宮「ご要望とあれば分かりました。黒井君」

君付け...歳は自分と同じくらいにみえるがまぁ様付けよりはましかと奏人は思いながらベットに転がる

奏人はステータスと呟き自分のステータスを見る

攻撃力:0

防御力:0

HP:100

何故HP以外のステータスが0になっているのか奏人は困惑しだす。と、同時に目の前が白い光で見えなくなる。寺宮を呼ぼうとするがもう声も出ないほど苦しい。

死ぬのか?

そう思った瞬間奏人は意識を失った。

???「...不...はっ...テー...を...去し...」

インフィニティナイトメアの能力が発動される度に聞こえる声と同じような無愛想な声が聞こえ奏人は何事かと思いながらももう一度意識を失った。

...

......

………

…………

見た事のある天井。

最近来たばかりのような天井。

聞き覚えのある可愛らしげな声

戻った。インフィニティナイトメアが発動したのかと奏人は思ったがあの無愛想な女が焦って何かをしようとしていたということは多分インフィニティナイトメア絡みでは無いのだろうと考えながら泣きそうな寺宮の顔を見る

寺宮「2日も目を覚まさなかったから...よかった...」

奴と居ると時間の感覚がバグるな。そう奏人は思いながら泣きそうな寺宮に謝る。

寺宮は涙を堪え、笑顔で夕食の会場に奏人を案内した。

そこには加賀知と他数十人のメンバーがバイキング形式のご飯をメイドや執事も招き食べていた。

加賀知「奏人よーやく起きたか」

加賀知は安心そうな顔をして奏人と寺宮の顔を見る。加賀知はもう1つなにか言いたげだったが息をつき、言うのをやめた。

とても美味しかった夕食が終わり、奏人は部屋に戻っていた。寺宮は用事があるからといい、食事場に残っていた。

奏人は考え事をする。何故レベロより優先すべき敵なのかを。奏人はなにか手がかりを探すために部屋の外に出た。そして加賀知とすれ違った。

加賀知は奏人に声をかけた。そして加賀知と共にテラスのような場所に出た

加賀知「すまんな...少し言いたいことがあってな」

奏人は加賀知の口からどんな話が出るのだろうと正直緊張していた。





場の空気が和むような話を加賀知はしてくれた。俺と僕で呼び分けていることや加賀知が入隊したての頃の第5支部の様子など、気づいたら2時間も話していた。

そして加賀知は真剣そうな顔をして本題に入った

加賀知「奏人...お前に1つ聞きたいことがある。」

奏人は何を聞かれるのか完全に分からなかった

そして加賀知の口からとんでもない事が出る。

加賀知「お前...多重人格か?」

奏人は驚く。確かに多重人格であれば自分の記憶が少し少し飛んでいることや、たまに覚えてないのに奏人の身に何かしらあったりと、自分でも少しはそうなのでは無いかと思う事が多々あったからだ。

加賀知はやっぱりか...と言わんばかりの顔でため息をつく。

加賀知が何かを言おうとしたが奏人がそれを防ぐかのように言った

奏人「もう1人の僕が出て、加賀知班に損害をもたらした場合...」

加賀知は分かっていた。この後僕はどうなりますか。なんて聞かれるのなんて目に見えていた。加賀知は容赦がないし、自分の班に危害が及ぶのなら自分じゃない自分でさえ殺されるなど奏人は分かっていた。だが加賀知は予想外の答えを出した

加賀知「お前を止める。それだけだ。」

加賀知はどれほど奏人が最低な事をしようと黒い側のカナトを消して奏人を取り戻す気でいるのだ。それを奏人は少しの間を置いて悟った。そして何故かも考え出した。

加賀知「何故かなんて考えればわかんだろ。」

そう加賀知が言うと奏人は真っ先に黒澤彩那の事を思う。そして加賀知はそうだと言わんばかりに頷いた。そしてしばらく加賀知と話した後、奏人は自分の部屋に戻った。

そしてまた驚いた。寺宮が自分の部屋にいるのだ。メイドだからという理由で押し通すのもいいが、就寝時間に自分の部屋にいるのは流石に予想外だった。そして奏人はつい「え...」という声を漏らしてしまった。

そして寺宮はこの館のルール的な物について言い出した。メイドや執事は基本使えている者の横にある部屋で寝るのだ。それ以外はその部屋に入らないし、基本使えている者の部屋で過ごす。何があってもいいように

そして説明を聞き終えた後、奏人と寺宮は「おやすみ」と交わし、就寝するのだった。

???「よぉ奏人」

腐るほど聞いたことのある声だ。誰とも居ない時でも腐るほど聞きなれた声。自分の声だ。なんで自分の声が聞こえるか分からない。奏人は焦るが、体は動かない。まるで死体のように

奏人「誰だお前...」

声が出た。体は動かないが声は出た。奏人は自分が置かれている状況を把握出来ないまま、自分の声と話し出す。

そしてそいつからお約束のような言葉が発せられた。

カナト「俺はお前でお前は俺だ。だからいつだってお前を消せるし俺も消える」

そう。奏人とカナトの間には故意に契るとお互い消滅する呪いのような物がかけられていた。奏人はそこまでは別にそうなんだぐらいで流していた。そして奏人はカナトに聞く。

奏人「お前は勝手に出てこれるのか?」

勝手に出てこられてはこちらも困る。変に加賀知班に迷惑をかけたくないから

カナトの口から飛んできたのは少し予想外の事だった

カナト「俺はお前の危機、もしくはとてつもないストレスがたまったときに出れるようになる。言わばお前を死なないようにするスイッチのようなものだと思ってもらっていい。」

奏人が絶望した時もそれが発生するのであればヤツは当然焦るだろう。絶望しても絶望しても能力だけが奏人に与えられ、カナトが出てくるのだから。

でも何故こんな二重人格のようになっているのか。よくわからないが、あまりいい物では無さそうだと奏人は思っていた。そして奏人は少し考え、全てが結びついた。そしてカナトは奏人の事を殺した。


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