表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/14

「殲滅の章」Ep.6 「ナイモノネダリ」

奏人が加賀知の部隊に入ったころ、K達が予想もしなかった出来事が起こっていた。

???「ひ・さ・し・ぶ・り♪」

K達は後ろから聞き覚えのある声が聞こえ振り返る

シロナ「天月...!?なんであんたが...」

天月「殺されたって報道されてたもんね~そりゃ驚くかぁ...」

そう天月が言っている間に涼介が後ろから攻撃しようとした

天月「危ないじゃなーい」

涼介「お前にどれほど恨みがあるかわかってんのかこのクソ偽善者が」

天月「それに関しては後々謝るわよ。いまはそれどころじゃないってことぐらい...貴方のすくなーい脳でも分かるでしょっ」

涼介は自分の唇を思いっきり噛んで天月に殴り掛かるのを我慢した

K「で、要件はなんです?」

天月「率直に言うわ。貴方達と協力して奏人くんをぶっ潰したい。」

シロナ「あんたの事だからどうせ裏があるんだろ!信じられるか!奏人まで失う訳にはいかない!!!!」

シロナは天月に向かって技を放つ






予想外の人物に攻撃を止められた。

涼介「シロナ...今はこいつと手を組んだ方がいいんじゃないか...?」

シロナ「なんで...?なんで涼介がそいつを庇うの!?第1私達の目標は奏人を正気に戻すこと!そいつの目的とは訳が違う!もし同じだったとしても私は絶対いや!!!」

天月「じゃあ...奏人くんを救って私は死ぬ...そういう契約を貴方と交わせばいいかしら?」

契約ーそれは破れば死ぬ。絶対に守らせたい約束を交わすときに使う魔術の事だ。

シロナ 「あんたが契約する可能性ないし!信じらんない!!」

涼介「...シロナ...じゃあ俺が契約するか?」

シロナ「は!?意味わかんない!涼介どうしちゃったの!?こいつの洗脳にでもかかったの!?」

涼介「俺は奏人を救いたい。その為なら手段を選ばねぇ。今までだって手段を選んでこなかった。だからシロナ...頼む...」

シロナ「...っ!分かったわよ!ただ少しでも変なことをしようとしたら殺すから」

涼介は微笑む

天月「んじゃっ契約成立ね~」

天月はそう言うと自分と涼介の周りに結界を出した。

K「...ほんとにやつが味方になるんでしょうか...」

シロナ「私は信じない。涼介もどうしちゃったのかよく分かんない。」

そして1分後、結界が消えた。

天月「ふふっ契約成立~」

天月の手には契約成立した時に出る紋章が現れていた。

シロナ「...私は...」

シロナがそう言おうとするとKがシロナの肩に触れた

K「分かってます。でも奏人くんをとりもどすにはこれしかないんです。」

シロナは何か言いたげだがKの目を見て堪えた。

シロナ「分かったわよ...」

~その頃奏人達は~

奏人「加賀知さんの能力はなんですか?」

加賀知は急に話しかけてきた奏人に少し驚きながら答える

加賀知「...俺の能力は...ない」

奏人は止まる。加賀知はあくまでも第5支部の実力者の内の1人なのだ。能力が無いはずがない。そう奏人の脳が考えていると加賀知が奏人に質問する

加賀知「お前の能力はなんだよ」

奏人「あぁ~っと...僕の能力は「インフィニティナイトメア」です」

加賀知はそれを聞くと同時に少しイラッとしたのか拳を強く握りしめた






加賀知「お前...その能力意味無いんじゃね」

そう言って笑った

加賀知はなんとなくだが奏人の目を見て感じていたのだ。

こいつは絶望しない

奏人「...?」

困惑しか出来ない。能力の詳細も言っていないし加賀知とは初対面なのだ。加賀知に言ったのは名前だけ。能力と自分の名前。自分の名前は特に反応しなかったのに何故加賀知はインフィニティナイトメアの事を知っているかのような反応をしたのだ?分からない。分からない。

そう奏人が考えている内にレベロの群れが大量に居た。

奏人「...っ...!!」

奏人は剣を出そうとした時にはレベロはもう目の前にまで来ていたのだ

間に合わない

そう思った次の瞬間目の前のレベロが全て倒れだした。

加賀知「ふぅ...気を抜きすぎだ...しばらくレベロと戦ってなくておかしくなったのか?」

加賀知が第5支部の実力者である理由が分かった。

彼は純粋に「武」を極めているからだ

加賀知「おーい...頭までボケたのか?」

そう加賀知が言うと奏人はハッとする

奏人「あはは...すいません...」

加賀知は敵が例えDランクのレベロだろうとSSSランクのレベロの群れだろうと「奏人」だろうと自分に楯突くやつは容赦しない。奏人は加賀知の目を見て、戦い方を見て理解した。

加賀知「ついたぞ~」

奏人は目の前にある謎の豪邸に困惑する

奏人「えっと...?」

加賀知「オウジョサマからお前を任されてんだ。お前の今日から住む家を見せるのは当たり前だろーが。ついてこい」

加賀知に連れられ豪邸の中に入った。

そして少し歩き2階に着き、213と書かれた鍵を渡された

加賀知「今日からお前の住むとこ。飯は午前8時、昼飯はそこら辺で、夕飯は午後7時に多分使いが来るからなんか困ったら使いに聞けよ~」

スゴすぎる。今まで普通の暮らしをしていた奏人にとって使いは夢の様なものだった

そして奏人は213号室に入った

とても1人部屋とは思えないほど広い部屋に奏人はテンションが上がった。

そして近くの鏡を見て奏人は驚く

自分の髪が白くなっていることに

そして奏人はまた驚く

自分がレベロより危険な人物だと報道されている事に

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ