表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/14

「希望の章」Ep.3 「紡がれてきた力」と「呪われた力」

奏人「...Kさん...聞きたいことが...」

K「どうしました?」

奏人「僕の力とKさんの力に関しての質問なんですが...」

Kは少し黙り込む

K「どうしても...知りたいんですか?」

奏人「はい...やっぱり気になっちゃって...」

Kはまた少し黙り込む。

K「...分かりました...ではまず私の力から...私の力は「紡がれてきた力」です。正式名称は知りません。ステータスにも出てきませんから...」

奏人「紡がれてきた力...」

K「私は友からこの力を受け取りました。友が本来この力の後継者だったんですが...なにせ戦いの中で亡くなりましてね...」

奏人「ちょっと待ってください...僕が寝てたのって3ヶ月...でしたよね...?一体その間になにが...」

K「...あの日...世界が変わった日...あの日に「選ばれし者」は眠りにつき、「不必要な人間」と見なされた者ははみな力を得るために手段を選びませんでした。この世界で生き残る為にはそうする必要があったから。」

3ヶ月前の事をKはゆっくりと話し出す

???「これから「不必要な人間の処理」を始めます」

人々はざわつく。正体すら分からない謎の声が急に頭の中に響いたのだ。

???「急に私の声が聞こえて驚いているでしょう。当然ですよね。信じられませんよね。なにもわかりませんよね。」

謎の声がそう響くと同時に悲鳴が聞こえてくる。始まったのだ。「処理」が。

不必要とみなされた人間は死ぬ。

必要だと示さなければならない。

死にたくない。怖い。

その感情と同時に「殺し合い」が始まった

力を示すために

必要だとみなされるために

生きるために

殺し合いはすぐ終わった。

理由は簡単だった

「不必要な人間がいなくなったから」

K「私は元々不必要な人間だったんです...でも私はこうして生きてる。友のおかげで。」

そうKが言うと同時に奏人は気づく。何者かの存在に

???「おーおー...最悪のパターンみたいだぜぇ~シロナぁ」

シロナ「まぁ...奏人が生きてる可能性って言ったらこいつの所にいるかあの偽善者の所にいるかだよね...w」

???「んで...こいつどーするよ」

シロナ「涼介に任せるけど...奏人に傷つけないでね?」

涼介「はいよ」

そういうと涼介はとてつもない速度でKの背後に回り込んだ

涼介「遅い」

Kが涼介に掴まれた。が、Kはとっさに力を使って自分を力の塊で覆っていた

K「なんで神崎と蛇山が...!?」

シロナ「私達は奏人を取り返しに来ただけなんだけど」

奏人「僕...?なんで...?」

奏人がそういうと涼介とシロナは固まった。

涼介「俺達の事...覚えてないのか...?」

奏人は困惑する。

K「奏人君は基本的な記憶以外は失っています」

Kはそう言うと力の鎧を解除した。

シロナ「...そっ...か...」

そういうと同時にKは血を吐いて倒れた。

???「久しぶりぃ...か・な・と」

聞き覚えのある声。見覚えのある髪色。

奏人「なんで...河村くんが...Kさんを殺そうとしてんだよ...!!!」

河村はもう一度笑うと同時にKの顔を潰した

奏人「あ...あぁ...ああああああああぁぁぁ...嫌だ...まだ...」

奏人はあの時と同じく何かが歪んでいくのを感じた。

シロナ「...そっ...か...」

奏人(ここから...ここからって事は...)

奏人「Kさん!!!!!!!!」

奏人はそう叫びながらKを押し飛ばす

河村「あれぇよけられちった」

奏人は激しい怒りと同時に恐怖を感じる。自分より圧倒的に強いKが一撃で仕留められていたのだから

河村「まぁいいやぁ...どっちにしろ殺すし」

そう河村が言うと蹴りを入れようとしてきた。その時

涼介「邪魔すんなよ。偽善組が」

そう言いながら河村の頭を掴んでいた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ