41話
俺は、椅子に座りシュテルさんの入れてくれた飲み物を飲みながら、神代魔法についての本を読み始めた。
速読スキルもあった為、本はすぐに読み終えた。
『神代魔法を覚えました』
無事に覚えれた。
「どう覚えれた?」
前の椅子で飲み物を飲んでいたシュテルさんが、聞いてくる。
「はい、覚えれました。シュテルさんのおかげですね。ありがとうございます。」
「ふふ、どういたしまして。」
「それで、読んでいて気になったのですが…」
「どうしたの?」
「そもそも、使えるんですかね?」
「覚えたのなら、使えるんじゃないの?」
「いえ、それはそうかもしれませんが、私が気になっているのは、神代魔法を使う為のMPが、足りるかどうかって事です。本に具体的な消費MPとか書いてなかったですし…」
「なるほどねぇ… コウの今のステータスってどんな感じなの?」
「ステータスオープン」
名前:コウ・ユメガサキ 種族:人間?
年齢:別:男 職業:神子
LV:40 HP:1470 MP:4900
STR(力):1080 DEX(器用):1030 DEF(防御):980
AGI(敏捷):1080 INT(知力):790 MND(精神):790
LUK(運):100 CHA(魅力):100
スキル:神魔眼、言語理解(全)、大図書館
剣術Ⅴ、体術Ⅴ、身体強化Ⅴ、魔力強化Ⅴ、魔力操作Ⅴ
気配察知Ⅴ、気配遮断Ⅴ、危険察知Ⅱ、魔法剣生成Ⅴ、
四大魔法Ⅴ、光魔法Ⅴ、闇魔法Ⅴ、聖魔法Ⅴ、雷魔法Ⅴ
重力魔法Ⅲ、空間魔法Ⅰ、付与魔法Ⅰ、従魔法Ⅴ
回復魔法Ⅴ、複合魔法Ⅰ、生活魔法
物理耐性Ⅴ、魔法耐性Ⅴ、状態異常耐性Ⅴ
並列思考、アイテムボックス、錬金術Ⅴ、結界術Ⅲ
速読Ⅴ、解体Ⅲ、投擲Ⅲ、天歩、瞬動術、二刀流、料理Ⅰ
称号:主神シュテルクストの加護 主神シュテルクストの祝福 剣聖 魔聖 聖人 拳聖 神の使い
「こんな感じです、シュテルさん。」
ステータス画面をシュテルさんに見せる。
「へぇ~、だいぶ、新しいスキルも覚えたのね。」
「それは、シュテルさんから貰った称号のお陰ですね。それで、どうですか?」
「ん~、たぶん大丈夫だと思うよ?」
「…たぶんですか。」
さて、どうしたものか…
「そんなに、心配ならMP消費を抑えるスキルでも覚えたら?」
「!? それだ!! それについての、本とかありますか?」
「あるわよ。」
指をならすと、棚が動き出し別の棚に変わる。
「確かこれね。」
ドスンッ
シュテルさんは、棚なら、電話帳程の分厚い本を取り出し机の上に置く。
背表紙には、スキル大百科と書かれていた。
「これには、今存在するスキルの事について書かれている本よ。」
「ありがとうございます、シュテルさん。」
お礼を言い、スキルを調べる。
ついでに、思い浮かべてあった作戦を実行に移す為に、必要なスキルについても、調べさせて貰った。




