表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/49

35話

 コウさんが、アルさんと一緒に跳んでいってしまった。


「お母様!! 私も、コウさんと一緒に行ってきます!!」


 私も、急いでコウさんたちを追おうとすると、


「待ちなさいティア!!」


「…何ですか、お母様?」


「ティア… 貴女は本当に、行くのですか?」


「行きます!!」


「…分かりました。なら、もう止めはしません。ティア、気を付けて。」


「はい!! 行ってきます!!」


 私は、妖精結界の外側に出て、コウさんたちの後を追った。



 ◇



 魔族が腕を振りおろすと、同時に、魔法陣が現れ、灰色狼グレイウルフが数十匹現れ、襲って来た。

 たぶん、召喚魔法を使ったのだろう。数が多い為、俺は、大剣から2本の刀型に作り直し、来る敵来る敵斬り伏せていく。


『二刀流を覚えました』


 スキルが覚えると、両手の刀の振りがより鋭くなった感じがする。途中から、アルも手伝ってくれた為、すぐに、片がついた。


火槍ファイヤーランス!!」


 魔族が、俺たちめがけて、火の槍を飛ばしてきた。

 一瞬、魔法剣で対処しようとしたが、魔法剣を消す。消したと同時に、


「伏せて下さい!!」


 後ろから、声がする。俺は、言葉通り、アルの頭を下げながら、俺も伏せる。


水槍ウォーターランス!!」


 水の槍は、俺たちに迫ってきていた火の槍とぶつかりあい消える。


「な!!」


 驚いている魔族のもとに、俺は瞬動術で近寄り首を持ち上げる。腕を振り払おうと暴れる魔族の目をみながら、催眠眼と魅了眼を同時発動する。目がトロンッとなったのを確認して、俺は手を離す。


「おっと!!」


 アルが、俺に抱きついてくる。


「アル、頑張ったの!!」


「あぁ、見てたぞアル。よくやったな!!」


 アルの頭を撫でてやると、嬉しそうに、更に頭を押し付けてくる。


「それにしても、ティアは来ても良かったのか?」


 アルと一緒に俺のもとまで来ていたティアに尋ねる。


「一応、お母様に来ることは伝えてますが、もしかしてお邪魔でしたか…」


「いや、助かったよ、ティア。ありがとうな。」


 そう言いながら、アルを撫でてる逆の手で、ティアの頭を撫でてやる。


「お… お役に立てたのなら良かったです…」


 2人を撫で終えた後、魔族にこの前、聞きそびれた話を聞く。


「それで、お前は、ドヴァーって魔王の配下で間違いないな?」


「はい…」


「それで、妖精族を配下にするのは、魔族同士の戦争のためだったな?」


「はい…」


「その魔王は、どの魔族と戦争するんだ?」


「魔王・アジン様です…」


「魔王? 魔王は2人もいるのか?」


「いえ、魔王様は、魔王・アジン様、魔王・ドヴァー様、魔王トゥリー様、魔王・チィトゥィリ様の4人です…」


「この世界には、そんなに魔王がいるのか?」


「はい… 正確には、4人の魔王様に、更にその上、我ら魔族の国、魔帝国を納める魔王帝・リーツァ様がいます…」


 どうやら、この世界は、魔王だけではないらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ