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24話

 自分の身体が綺麗になっているのを確認した後、魔玉にも血の汚れがついていたので、試しに、生活魔法を使ってみるとちゃんと汚れが落ちていた。

 魔玉をアイテムボックスに入れた際、森から、ものすごい早さで、俺たちの方へ迫ってくる気配を気配察知で感じたとった。アルに声をかけ、警戒していると、何かが森から飛び出してきた。

 飛び出して来た者に、すぐに鑑定眼を使ってみる。


 名前:ティア 種族:妖精姫フェアリープリンセス 年齢:10 性別:♀️

 ランク:5 LV:15 HP:150 MP:350

 STR(力):25 DEX(器用):50 DEF(防御):55

 AGI(敏捷):120 INT(知力):110 MND(精神):110

 LUK(運):30 CHA(魅力):40

 スキル:妖精魔法Ⅲ 火魔法Ⅰ 水魔法Ⅱ 風魔法Ⅱ 土魔法Ⅰ 身体強化Ⅱ 飛翔Ⅲ 妖精眼

 称号:大魔法使い 妖精女王の娘


 ランク5のモンスターか… スキルや称号の詳細もすぐに確認してみる。


 妖精魔法 ・・・ 妖精のみが使える特殊魔法。


 妖精眼 ・・・ 魔力の流れ、相手の魔力を読み取ることが出来る。


 大魔法使い ・・・ 魔法を5種類以上扱うことが出来る者に与えられる称号。INTとMNDに+10。


 妖精女王の娘 ・・・ 妖精女王の娘のみに与えられる称号。妖精魔法のスキルUP率上昇。


 どう見ても、魔法特化のモンスターだな。

 アルも、現れた妖精に気づいたのか、


「敵さんなの? 何だか小さいの?」


 と、俺に聞いてくる。


「どうかな? 一応、警戒はしとこうな。」


「はいなの!!」


 妖精は、こちらに気づいたようで、飛んでくる。俺は、刀程の長さの魔法剣を作り出し、よりいっそう警戒する。


「あ… 貴方ですね。ここで大魔法を使ったのわ。」


 へぇ、どうやら、この妖精は、会話が出来るようだ。

 だけど、大魔法? 俺が使ったのは、火の初級魔法だけどな…


「いや、大魔法は、使ってないと思うけど…」


「あれ? いや、騙されませんよ!! 貴方に凄い力があるのは、分かってるんですからね!!」


「凄い力?」


「そうです!! すぐにその正体を現しなさい!!」


「俺の正体?」


 この妖精は、何を言っているのだろうか?


「正体っていったいどう言うことだ?」


「あれ? 貴方って、魔族の方ですよね?」


「いや、俺は一応人間だぞ?」


 確かに種族に?がついている。たけど俺は、人間だ。たぶん…


「本当ですか? でも、その魔力はとても人の者とは思えないほど高いのですが?」


 まだ、疑っている妖精に、俺は、ステータスボードを出して、ステータスを見せてやる。


「確かに?は、ついてますが、本当に人間ですね。すみません、私ったら勘違いしてました。」


 そう言って、妖精は頭を下げてくる。


「勘違い? どういうことだ?」


 俺は、気になったので尋ねてみる。


「それは…」


 そう切り出して、妖精は、話し出す。

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